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2021年12月7日火曜日

blink twice

カマラ・ハリス米副大統領の不人気が続いています。

移民問題などへの対応のまずさなどから手腕そのものが疑問視されていましたが、最近は不人気に拍車がかかっているのか、副大統領職を支える幹部スタッフの辞職が相次いでいるようです。

その最中、スタッフ職員の一人が投稿したツイートが話題になっています。


A tweet sent by one of Vice President Kamala Harris' staff members claiming he loved his job became the focus of intense mockery Monday as critics joked that he was tweeting while "under duress."

"Hi. My name is David Gins. I work for Vice President Harris on behalf of the American people as Deputy Director for Operations and absolutely love my job. Just thought some of you should know," wrote Gins, who has worked as Harris' Deputy Director of Operations since April according to his LinkedIn profile.

(中略)

Critics relentlessly mocked Gins' tweet, with many jokingly imploring the staffer to "blink twice" if he needed to be rescued, and others suggesting he only sent the tweet after being threatened by Harris.
(Brandon Gillespie. Kamala Harris staffer gets ribbed after insisting he loves his job: 'Blink twice if you need help'. Fox News. December 16, 2021.)


オペレーションの副責任者という肩書のGins氏によるツイートは、ハリス氏を支える職務を愛している、という内容なんですが、それって本心なの?という疑問を持たれているものです。

退職者が相次いでいる中のツイートということで、(上司であるハリス氏から)無理やり言わされているのでは、という憶測も。

中には、


with many jokingly imploring the staffer to "blink twice"


ということなのですが、この"blink twice"という表現は何を言わんとしているのでしょうか。

文字通りには「まばたきを2回(する)」ということですが、このような言い回しは辞書を引いてみたのですが載っていません。

尤も、直後に、"if needed to be rescued"とあるのがヒントになります。

"blink twice"、つまり2回まばたきをする、とは、何らかの事情により意思と裏腹の発言を強いられているような危機的状況に際して取る非言語コミュニケーションの一種なのです。

例えば、人質に取られた人間が、自身が無事であるとビデオメッセージで伝えることがあります。それが強制されているということを、言葉ではなく、まばたき("blink twice")で伝えることから、このような表現が定着したようです。



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