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2011年1月6日木曜日

こんな意味もあったの? ― fetch

"fetch"という動詞は恐らく、キホンxx千単語とか必修ナントカに含まれるごくごく基本的な単語だと思います。私も中学だったか高校だったか、記憶が曖昧ですが、"fetch"は、”行って取ってくる”という概念を示す単語であると教えられた記憶があります。例えば以下のような例文で用いられているのがそれにあたります。


The puppy fetched the stick that we had tossed.
(American Heritage Dictionary. Third Edition.)


学校ではこれでお終いだったと思うのですが、"fetch"にはその他に


(商品が)(ある値で)売れる、・・・の値になる


という意味があることを知りませんでした。(単に私の勉強不足!?)


At a market in central Tokyo this week, a bluefin tuna the size of five Japanese men fetched £250,000 at auction. It was partly a show of New Year ostentation but proof, too, that Japan has not lost its appetite for an endangered species.

Whales, however, are no longer so popular. At refrigerated stores across the country, thousands of tonnes of whalemeat lies unsold.
(Justin McCurry. Huge bluefin tuna fetches record price in Tokyo, but whale is left on the shelf. The Guardian. January 6, 2011.)


東京・築地の初競りで、クロマグロが4,000万円近くで競り落とされたというニュースは、昨年も不景気に喘ぎ続けた中で迎えた2011年新年の明るいニュースとしてマスコミでも多く取り上げられました。

引用した上記記事は海外メディアでのCoverageですが、日本経済の不景気の中での明るい話題というよりは、食糧問題、とりわけ捕鯨問題などに絡んだコンテクストでの記事のようです。

クロマグロも絶滅が危惧されているなか、このようなニュースは英国では捕鯨問題とも関連付けて日本人の貪欲さを浮き彫りにする格好の話題なのでしょうか。

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