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2018年6月19日火曜日

コーデュロイ ― corduroy

ふとしたきっかけで、服地のコーデュロイは英語では、


corduroy


というスペルになることを知りました。

それで、"corduroy"を辞書で引いてみたのですが、興味深いことに"corduroy"の語源は一説には、


cord du roy


というフランス語に由来する、というものがあるんですね。

このフランス語"cord du roy"を訳すと、「王様の着物」ということになるんですが、実はこの説は正しくないとされているそうです。いわゆる民間語源、というやつでしょうか。

ランダムハウス英和辞書によると、"corduroy"は西部イングランド原産の毛織物をderoyと呼んでいたそうで、そのderoyから来ているそうです。

コーデュロイは厚手の服地で、縦の溝が特徴的ですが、これが"cord"(日本語では畝)です。

コーデュロイを俗に「コール天」などと呼んだりしますが、この「コール」は"cord"のフランス語読みかと思われました。


2018年6月18日月曜日

hooky

授業に出なくても単位がもらえる・・・、そんなおかしな制度を敷くニューヨークの高校が話題になっています。


This high school is a hooky player’s dream.

At DeWitt Clinton HS in the Bronx, kids who have cut class all semester can still snag a 65 passing grade — and course credit — if they complete a quickie “mastery packet.”

Insisting that students can pass “regardless of absence,” Principal Pierre Orbe has ordered English, science, social studies and math teachers to give “make up” work to hundreds of kids who didn’t show up or failed the courses, whistleblowers said.
(Principal lets students pass even if they never went to class. New York Post. June 16, 2018.)


“mastery packet”というのは補修課題みたいなものでしょうか。授業に全く出席していなくても、授業の範囲をカバーするこの”mastery packet”を提出すれば単位がもらえるという仕組みを校長自ら推進しているそうです。

さて、今日取り上げたい表現は冒頭に出てくる、


This high school is a hooky player’s dream.


という部分の、”hooky”です。

辞書を引くと、”play hooky”という成句があり、これは学校をサボる、ズル休みする、という意味だそうです。

なぜ、”hooky”がそうした意味になるのか?

“hook”というのは物を引っ掛ける道具の「フック」のことですが、その動詞の俗語の意味に、


逃げる、ずらかる


という意味があることが分かりました。

そして、


hook Jack


は、やはりズル休みする、という意味で辞書に載っています。


2018年6月15日金曜日

full-throated

アメリカの不法移民対策に関するニュース記事からの引用です。

トランプ大統領はメキシコからの不法移民に対して厳しく対処することを大統領選の時から公言していました。

不法移民として逮捕されてしまった親が子供と離ればなれになってしまうことがマスコミに取り上げられて批判を浴びています。


Attorney General Jeff Sessions on Thursday offered a full-throated defense of the Trump administration's policy of separating children from their parents at the border, saying that having kids does not give migrants immunity from prosecution — and found justification for his policies in the Bible.
(Adam Edelman. Sessions cites Bible in defense of breaking up families, blames migrant parents. NBC News. June 4, 2018.)


このような批判に対して、司法長官のセッションズ氏は批判には当たらないとの見解を示している、というものです。

記事では、


offered a full-throated defense of the Trump administration's policy


とあるのですが、この”full-throated”という表現を初めて見ました。

あまり定着している表現ではないのでしょうか、手持ちの辞書には載っていません。

いつも参考にする、Merriam-Websterのオンライン版でも検索結果に出てきませんでした。

Oxfordのサイトによりますと、


Using the full power of one's voice


とあったので、納得したのですが、声を振り絞って、大声で、また声高に、という意味合いのようです。


2018年6月14日木曜日

empty calorie

数年前から走ることが日常生活の一部になっていることもあり、一時期は摂取カロリーに敏感な時期がありました。

コンビニなどで購入する食品では、ラベルのカロリー表示をチェックする癖があります。

摂取カロリーには敏感だったのですが、”empty calories”という表現は知りませんでした。


A few bites here and there at work may be doing more harm than good.

Eating food obtained from vending machines or cafeterias at work adds an average of 1,300 calories to an employee's diet weekly, according to a new study.

Using data from the U.S. Department of Agriculture Food Acquisition and Purchasing Survey, the study found the foods people obtained from work mostly contained "high amounts of sodium and refined grains, with little whole grains and fruit." The food was high in "empty" calories, which contain little to no nutrients and are often composed of solid fats and added sugars.

"This is the first study to use a nationally representative dataset of U.S. households," lead researcher Stephen Onufrak says. "We limited the study to adult-aged participants, 18 and over, who are currently working."
(Tala Salem. Workplace Eating Adds Empty Calories. US News & World Report. June 12, 2018.)


“empty calories”とはどういう概念なのでしょうか?


All food contains calories, and we need a certain amount of calories each day. But some foods provide not only calories but also other ingredients that also are critically important, such as vitamins, minerals, antioxidants, and others. When a food provides primarily calories, and little else of value to our health, we say that food has "empty calories."
(Understanding empty calories. Harvard Health Letter. June 2016.)


これを読むと、カロリーとしてはしっかりあるのにビタミンやミネラルといった栄養価の面では乏しい食品のことを指すと解釈できます。

摂取カロリーが低ければ肥満につながらない、と思いがちですが、摂取するカロリーには栄養価に富んだものと乏しいものとがある、ということでしょうか。

“empty calories”というのは、後者を意味し、つまりは”empty”が指すのはカロリーというよりも栄養価のことです。(”calorie”を容れ物のような概念で捉えているようにも思われます。)

同じカロリーを摂取するならば栄養価が高いものが良いに決まっています。


2018年6月13日水曜日

dustup

"dustup"という表現をご存知でしょうか?私は初めて見ました。


Jeffery Howell picked the wrong time to get into a brawl. Just recovering from brain surgery, he found himself in a dustup with a group of people, suffered a blow tot the head near the site of the surgical incision and was soon dead.
(David Boroff. Three arrested, including 20-year-old woman, after fisherman who recently underwent brain surgery dies from blow to head. New York Daily News. June 12, 2018.)


ランダムハウス英和辞書を引くと、


喧嘩、乱闘、殴り合い


などと出ていました。

動詞のフレーズで、"dust up"というものもあるそうです。意味は(人を)攻撃する、とありました。

"dust"は名詞では、ほこり、塵、のことですが、動詞になると、ほこりを払う、掃除する、という意味があるところ、俗語表現としては、殴る、という意味でも使われるようです。

これはつまり、相手を殴るという激しい行為によって、ほこりが立つことから連想された表現だと思われます。

"dust"にはこのような、殴る、叩く、といった俗語の意味から派生した表現が他にもいくつかあり、例えば、


dust a person's pants (trousers)


は、子供のお尻を(お仕置きの意味で)叩く、という意味で、また、


dust a person's coat (jacket)


は、ぶん殴る、したたかに打つ、という意味の成句として定着しています。

これらの表現はまたニュース記事などでお目にかかることがあればいずれ。