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2012年1月9日月曜日

バンジージャンプ ― bungy/bungee

バンジージャンプを経験したことがあるという方はいらっしゃいますか?海外旅行も当たり前の時代になってきていますので、年末年始も海外で過ごしたという方は多いと思います。オーストラリア、ニュージーランド方面へ行かれた方の中には、バンジージャンプもしてきたという方もいらっしゃるのでは?

私も10年くらい前にオーストラリアに旅行した際にバンジージャンプの設備を見たことがあります。ゴールドコーストの街中だったのですが、こんなところでできるのかとびっくりしたことを覚えています。勿論ですがやってみようという勇気はありませんでした(笑)

オーストラリア人女性が旅行先のアフリカ・ジンバブエで年越しのバンジージャンプの事故に遭ったというニュース記事を引用します。


An Australian woman escaped with just cuts and bruises after her bungy cord snapped during a New Year's Eve jump in Africa, sending her flying head-first into raging, crocodile-infested waters.

Erin Langworthy's ill-fated jump from the Victoria Falls bridge - 111 metres above the Zambezi River - was caught on camera, showing the rope snapping and a large splash in the water below.
(Aussie plunges into croc-infested waters after bungy cord snaps. The Sydney Morning Herald. January 9, 2012.)


ジャンプ直後、女性の足をつないでいた綱が切れ、ワニが待ち構える水中に落下したそうです。いわんこっちゃない、という声が聞こえそうですが、奇跡的に軽傷で済んだということですから本当に良かったですね。記事にはビデオ映像もついています。

ところで今日取り上げる単語は、"bungy"です。"bungee"というスペルもあります。

冒頭で触れたように、バンジージャンプというとオーストラリアかニュージーランドの名物(?)のように思われていますが、これはバンジージャンプを初めて商業化したのが、A. J. Hackettというニュージーランド人だったことに由来するようです。尤も、Hackett氏が商業化を思いついたのは、バヌアツ共和国(オーストラリアの北東に位置する島国)で男子の通過儀礼として行われていた同様の行為を見たのがきっかけだったということですから、起源はバヌアツにあるというのが正しいのかもしれません。

ところで、"bungy"、あるいは"bungee"を英和辞書で調べてみるのですが、まず、"bungy"ではエントリがなく、"bungee"というスペルでそれらしきエントリがあります。

"bungee"は航空関係の用語らしく、航空機の操縦系統に使われるバネなどの装置を指す、というような解説が見られますが、バンジージャンプの綱というような説明は見られません。(ランダムハウス英和辞書、研究社大英和)

引用記事からも分かりますが、"bungy cord"(Hackett氏のサイトでは、"bungee"よりも"bungy"が使われているようです)がいわゆるバンジージャンプの際に足につける綱を指しています。

このサイトを見ていて私も知ったのですが、ジャンプする人の体重によって綱の種類も変えるそうで、4種類の"bungy cord"があるのだそうです。

バンジージャンプは今や広く日本人にも知られるに至ったと思えば、英和辞書にもエントリがあってよさそうなものだと思うのですが・・・。

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