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2015年11月19日木曜日

break a leg

昨日、11月18日はLove Theatre Day(日本語でいうと「演劇の日」、とでもなりましょうか)だったそうです。イギリスで昨年くらいから始まった記念日のようですが、世界各地で、またオンライン(SNS等)で話題になっているようです。

ところで、演劇の世界では、


break a leg


というフレーズが使われているということなのですが、どういう意味かご存知でしょうか?

これは、これからステージに出ようとする俳優に舞台袖からかける掛け声で、


しっかりうまくやれよ、頑張って


というような意味なのだそうです。

"break a leg"をそのまま訳すならば、「足を折れ」というぶっそうな、また不吉な意味になってしまいます。それが、相手へのはなむけの言葉のように用いられるのはいったいどういう経緯があったのでしょうか?

どうやら演劇の世界の人たちというのは迷信を信じる、あるいは験を担ぐタイプとでもいいましょうか、そういった傾向があるらしく、そのひとつには願ったことと逆のことが現実になると考えているそうなのです。(そのほかの迷信としては、衣裳部屋で口笛を吹くとよくないことが起きる、などがあるそうです。)

つまり、足を折るというような不吉なこと(bad luck)を唱えれば、その逆(good luck)になる、ということで、このフレーズが舞台を控えた俳優へ書けるフレーズとして定着したということらしいです。

ちなみに、その他の説としては、舞台がうまくいって最後に聴衆の喝采に俳優がお辞儀する際には「足を折る」(膝を曲げる)ことから、、というもの、また、同じく大成功した舞台には聴衆がお金を投げ込み、それを拾うためには「足を折って」(しゃがんで)拾わなければならないことから言われるようになった、などの説があるそうです。


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