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2014年2月21日金曜日

公開鞭打ちの刑 ― public flogging

今朝の通勤電車で朝刊を読んでいたら、ロシアの反体制バンドのPussy Riotにコサックが鞭打ち、という記事が載っていました。

この現代に鞭打ち!?と思いましたが、パフォーマンスでも冗談でもなく、オリンピックが開催されているソチで警備にあたっているコサックが路上でパフォーマンスを始めたメンバーを鞭打ちしている現場写真も掲載されていました。


Sochi, Russia (CNN) -- After several tumultuous days that included police detentions, interrogations and a public flogging from angry Cossacks, the dissident punk band Pussy Riot struck back.

The controversial Russian musicians released an angry music video on Thursday slamming Russian President Vladimir Putin's crackdown on free speech and political expression. They also took aim at the Sochi Olympics' whopping $50 billion price tag.

Titled "Putin Will Teach You To Love Your Country," the music video included footage filmed Wednesday of Cossacks -- modern-day descendants of 19th-century horsemen who pushed the boundaries of the Russian empire -- flogging the women moments after they began lip-synching their song next to a large "Sochi 2014" sign in the Olympic city.
(Beaten but hardly tamed, Pussy Riot strikes back in Sochi. CNN. February 20, 2014.)


日本の警官が例えばデモ隊に鞭打ちなんかしたら大変な騒ぎになるだろうななどと思いながら、ところで海外メディア記事では鞭打ちという単語をどのように表現しているだろうなどと思いながら会社に到着、昼休みにニュースをチェックすると、多くの記事の見出しで


beat
whip
attack
slam


などの表現が使われていたのですが、上に引用しましたようにこのCNNの記事では、


flog


という見慣れない動詞が使われています。(念のため、"frog"ではありません!)

"flog"という動詞はもちろん鞭で打つという意味があるのですが、その語源はやはりラテン語で鞭を意味するflagrumに遡るということです。

今日の単語は、"public flogging"としましたが、これは公開鞭打ちの刑というような意味合いになります。よく使われる表現のようでグーグル検索すると相当数のヒットがあります。

"flagellate"、"flagellation"なども語源を同じくする単語です。


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