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2015年12月15日火曜日

アメリカで流行る!? "Pay It Forward" ― pay it forward

"Pay It Forward"と呼ばれる行為がアメリカで流行っているようです。ところで、"Pay It Forward"ってどういう意味でしょうか?


'Merry Christmas' prompted hundreds to pay it forward at McDonald’s drive-thru

A McDonald’s customer in Florida wanted to pay it forward at the drive-thru window with a "Merry Christmas," not "Happy Holidays."

McDonald’s cashier Marisabel Figueroa Lopez was working the drive-thru window last Wednesday when she says a woman drove up and told the employee that she wanted to pay for the car behind her.

“She gave me her card, and she said I would like for you to tell her [the customer in the car behind her] a message. And I was like ‘Okay.’ She said I want you to tell her to have a ‘Merry Christmas’,” Lopez told Fox 13.
('Merry Christmas' prompted hundreds to pay it forward at McDonald’s drive-thru. Fox News. December 14, 2015.)


マクドナルドのドライブスルーでの話です。

記事のタイトル部分で"pay it forward"の意味をつかみあぐねた私は辞書を引いてみましたが載っていませんでした。もしかして、前払いのこと?と思いましたが、それは、"pay in advance"ですから違います。

記事を読み進めて事情が理解できました。先にドライブスルーレーンで買い物した客が、後続の車の購入分も自分が支払うと言ったそうです。1人の女性客が始めたこの"pay it forward"が次々と引き継がれ、何と250人が連続したそうです。つまり、250人が次に来る客の分を払うと申し出たということになります。(251人目の客で途切れたということですが、つまりは251人目の人は「ロハ」で済んだということになります。)

さて、"pay it forward"という表現に戻りたいと思いますが、ググってみますと、"Pay It Forward"という題の小説に由来するそうです。小説は映画化もされたようですが、それが広まる切っ掛けとなったのでしょうか。

"pay it forward"とは、"pay back"に対する表現(対義語)であり、通常は恩を受ければ、恩を施してくれた人に対して恩返し(pay back)ですが、恩返しではなく、受けた恩の分を今度は他人のために、というコンセプトなのです。

日本語では、「恩送り」とか、「次に渡そう」、などといった表現で、やはり草の根的な運動として浸透させる試みがあるようです。

もしも、"pay it forward"されたら、あなたはどうしますか?次の人に送る?それとも・・・!?


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