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2012年12月31日月曜日

ドイツ紙が大ポカ ― obituary

2012年も今日でお終いです。えいご1日1語は期せずして最終の投稿が本日12月31日(月)となりました。今年も当ブログをご愛読いただきありがとうございました。

ネタを探しながら色々なメディアを斜め読みしましたが、"killed"とか、"xxx deaths"とか、トップニュースは暗い話題ばかりです。せめて明るい話題をと思いましたがなかなか見つかりません。

そんな中、ドイツの新聞社が大ポカをやらかしたという記事を見つけました。


Magazine mistakenly publishes Bush obit

Germany's respected news weekly Der Spiegel has mistakenly published an obituary for former US president George Bush senior, hours after a family spokesman said the 88-year-old was recovering from illness.
(The Sydney Morning Herald. December 31, 2012.)


大ポカの内容とは、前アメリカ大統領のジョージ・ブッシュ(父)氏の死亡記事を誤って掲載したというものです。

ブッシュ前大統領がICU(集中治療室)で治療中というような報道があったのは11月でしたが、その後病状が改善しICUから出たそうですが、何かの手違いで死亡記事を載せてしまったようです。

問題の死亡記事はウェブサイトに掲載されたもので、閲覧者からの指摘を受けてすぐに削除され、その間"only a few minutes"だったそうですが大失態です。

さて、今日の単語、"obituary"は死亡広告、死亡記事のことです。新聞やメディアに取り上げられるのは著名人だけですから、"obituary"の対象になるのは存命中にそれなりに功を遂げた人だけです。日本語には、“点鬼簿”という表現があります。今年も多くの著名人が鬼籍に入りました。年末テレビを見ていると2012年に亡くなった著名人の特集をよくやっていますね。

"obituary"の語源に目を向けてみましょう。

American Heritage Dictionaryによると、"obituary"はラテン語のobituarius、さらにobitusに由来するとあります。obitusとは、死の意味でこれは、obireというラテン語動詞に由来します。obireとは、ob-("toward"の意)と-ire("to go")から成っています。つまり、(あの世へ)行く、ということでしょうか。


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