最近30日間のアクセス数トップ3記事

2013年5月8日水曜日

run-of-the-mill

ただの鼻水だと思っていたら、実は脳みそ(!?)が漏れる重大な症状だった、というちょっと怖いニュースです。


For more than a year and a half, Joe Nagy's nose just wouldn't stop running.

At first he put it down to year-round allergies caused by the Arizona weather.

The condition occurred once or twice a week, especially when he sat up in bed, but within a short time his nose ran constantly.

Eventually, Mr Nagy's condition became unbearable,' I got to the point where I had tissues all the time' he toldFox 10.

He finally went to the doctor to be told his runny nose was far from run-of-mill allergies: his brain was leaking.
(James Daniel. Man who thought he just had a runny nose for a year-and-a-half finds out it was really his brain fluid leaking. The Daily Mail. May 6, 2013.)


日本では花粉症のシーズンはほぼ終わったと思いますが、私も毎年目のかゆみやくしゃみ、そして鼻水に悩まされティッシュペーパーが手放せず、嫌な季節がやっと終わったという気分です。アリゾナ州に住むこの男性も鼻水が止まらないのはアレルギーのせいだと思ったそうです。

ところが症状があまりにもひどいのでついに医者を受診します。驚く診断結果は、男性の脳を覆っている膜に破れている部分があり、そこから脳内の液が鼻へと浸出しているということだったのです。

鼻水でお悩みの方、近医を受診した方がよいかも知れません。(冗談ではなく・・・。)

さて、今日取り上げる表現は、"run-of-the-mill"というものですが、“平凡な、ありふれた”という意味で用いられる形容詞として辞書に見ることができます。

ここでいう、"mill"は何を指しているのでしょうか?

The Phrase Finderというサイトの説明によると、"mill"とは織物工場のことを指しているそうです。"run-of-the-mill"とは、つまり織物工場から(大量)生産される衣類、着物、のことであると解釈することができます。

大量生産ですから、どれもクオリティは似たようなもの、つまり平凡な、ありきたりの、という意味で使われるようになったものです。

似たようなフレーズが実はたくさんあるらしく、お手持ちの辞書にも載っているかも知れませんが、


run-of-the-mine
run-of-the-kiln


というものもあります。

結局のところ、"run-of..."というフレーズは、of以下の名詞が色々と変化することはありますが、“大量生産”の意味が根底にあるということができそうです。


0 件のコメント:

コメントを投稿