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2015年1月6日火曜日

let-up

年末に行方不明となったエア・アジア機の捜索が続いています。2014年はマレーシア航空機が行方不明になっている他、その後相次いでマレーシア航空機が撃墜されるなど、航空機事故が絶えませんでした。日航機墜落事故から30年ということもあり、飛行機事故というのは凄惨なものだとつくづく思います。


(Reuters) - Search teams including divers took advantage of a let-up in bad weather on Tuesday to try to reach the wreckage of an AirAsia jet that crashed nine days ago, and to recover bodies and find its black box flight recorders.
(Divers join AirAsia wreck search as bad weather relents. Reuters. January 6, 2014.)


"let-up"という表現は初めて見るものでしたので今日取り上げたいと思います。

最近の報道でも悪天候が不明機の捜索を妨げているということでしたので、コンテクストから意味が分かりますが、"let-up"とは、


a lessening of effort, activity, or intensity
(Merriam-Webster Dictionary)


と定義されています。つまり、活動が弱まるということを意味していますが、よく使われるのが寒暖などが緩む場合の表現としてです。

let-upはここで名詞ですが、"let up"という動詞句のパターンでも用いられます。


He refused to let up on his boy until his school grades improved.
彼は息子の成績がよくなるまでは手綱を緩めようとはしなかった。
(ランダムハウス英和辞書より)


あまり見かけることのない表現ではないかと思います。

動詞の"let"には、物事がなるようにまかせる、といった意味合いがありますが、それが"up"と結びつくことでなぜ“緩める”、“弱める”というような意味になるのか不思議な感じがします。


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