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2023年10月12日木曜日

junk fee

アメリカで"junk fee"と呼ばれる問題が話題になっています。

"junk fee"とは、一言でいうと不当な請求のことです。

"junk fee"を撲滅するため、バイデン政権は法制化を進めていると報じられています。


President Joe Biden announced a new rule his Federal Trade Commission is proposing Wednesday to ban businesses from charging hidden, surprise or misleading fees—commonly known as "junk fees"—and the rule includes a range of businesses from ticket sellers to bank tellers.
(William Skipworth. Biden Wants To Ban 'Junk Fees' — The Hidden Costs Tacked Onto Concert Tickets, Hospital Bills, And More. Forbes. October 11, 2023.)


日本語でも「ジャンク」と言いますが、廃品や屑、値打の無くなったものを指しますね。

"junk fee"には、本来不要、請求する必要性もないのに、請求書に含められているような、不当な請求金額、というニュアンスがあるようです。

具体例として、ホテルの請求で宿泊料金に加えて「リゾート料金」といった名目の請求、レストランでは食事代金にプラスされる「サービス料」などがあると言われています。

また、最近感じたことですが、イベントのチケットや参加料金をオンライン決済した際に請求される「システム利用料」といった追加金額には腑に落ちないものがあります。支払いをするために更にお金を支払うってどういうこと!?って、思いますね。


The most common examples are service fees charged by sports and concert ticket sellers like Ticketmaster or StubHub, but they also include ATM fees, cleaning and service fees for AirBnbs or VRBOs or convenience fees for many online transactions.
(ibid.)


"junk fee"の実態は明示しているもの、そうでないもの、様々のようです。明示しているとしても正当な請求か否かは別問題です。明示していないもの、つまり購入時に明確な説明をせず、請求の段階になって載せてくる追加料金は悪質です。

こうした不当な請求が数十億ドル規模でアメリカの家計を圧迫しているとバイデン政権は法制化の意義を訴えている模様です。

日本政府でも取り組んで欲しいところです。


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