時間が経つのは早いもので、もう4月です。
昨日4月1日、東京は冷たい雨が降りましたが、ニュースは新社会人の入社式や入学式の話題でしたね。
もう一つ、4月1日はエイプリル・フールでもあります。昨日はそんなこと気にもとめなかったのですが、どこやらの企業がSNSでつまらない投稿をしたために炎上しているというような話を翌日のニュースで見て思い出したような次第です。
エイプリル・フールの起源は諸説あるらしいのですが、数百年前に遡るとも言われるそうです。
ところで、海外ではエイプリル・フールと魚(fish)がセットにされるようなのですが、これはどうしてでしょうか?
The jokesters’ custom has been around for hundreds of years, although its exact birth is difficult to pinpoint. These days, depending on your location, it could be marked with a fish secretly pinned to someone’s back or a whoopee cushion or even news reports of flying penguins (yes, that actually happened ).
(中略)
In France, the day is known as poisson d’avril, or “April Fish,” and has long had a fish-themed pranking tradition. In modern times, it’s become more of a day for children to relish in attaching paper fish to their friends’ backs, Atlas Obscura says.
(How April Fools’ Day is celebrated around the world. New York Post. April 1, 2025.)
英語の"fish"には、
騙されやすい人、まぬけ、カモ
という口語の意味があります。
引用した記事で、フランスにおいてエイプリル・フールは"poisson d’avril"と呼ばれ、魚(fish)を描いた紙を人の背中に張り付けるいたずらをするのが慣例になっているとあります。(ちなみにイタリアにおいても、"pesce d’Aprile"という表現があるそうです。)
興味深いことに、キリスト教文化における四旬節(Lent)には魚を贈る習慣があるところ、偽物の魚を贈るいたずらが流行り、これが四旬節の終わりに当たる4月1日と魚を結びつけることになったという記事を見かけました。
このような背景が、騙されやすい人を意味する英単語の"fish"と関連しているのかは資料等無く、判然としません。
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