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2012年11月6日火曜日

shame... into ~ing

昨日に引き続いてですが、ハリケーンSandyによる甚大な被害を被ったニューヨーク・シティと、NYCマラソン開催是非に関する記事から引用します。


Mayor Bloomberg announced the race would be cancelled on Friday — after The Post shamed organizers and the city into realizing that essential resources that could be used elsewhere — were being secreted away for the event.
(Cynthia R. Fagen. Marathon organizers blame race cancellation on media, not killer storm. New York Post. November 3, 2012.)


昨日の記事でも触れましたように、ブルームバーグ市長を始め、NYCマラソン関係者は当初は週末のレースを開催する方向で準備を進めていましたが、批判を受けて最終的にマラソンの開催を見送ることとしました。

ここで、


The Post shamed organizers and the city into realizing that...


という部分に注目しましょう。

市長も関係者も、当初は実施の方向で準備を進めていたのですが、結局止めることになったのは、ハリケーン被害で停電などの被害を被っている市民を尻目に、マラソン関係の設備の電力供給手段を優先している、怪しからん!との批判が起こったからです。

関係者はそのような批判が起こるとは考えなかったのでしょうか、The Post(=New York Post)の報道がきっかけになったというようなくだりが上記の引用からは見て取れます。

"shame"という動詞は、”恥じ入らせる”という意味ですが、ここでは、後続の"into realizing"とつながっており、これは、


talk... into ~ing (説得して~させる)
fool... into ~ing (騙して~させる)
coerce... into ~ing (無理やり~させる)


といった表現と同じ構造です。

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