ケンタッキーフライドチキンと言えば、日本でもお馴染みのファーストフードチェーンですが、イギリスで店舗が閉鎖に追い込まれているそうです。
食中毒でも起こしたのでしょうか?
いえ、そうではありません。単に材料の鶏肉が調達できないということが原因だそうです。
Why didn't the chicken cross the road?
In the United Kingdom, the answer is there aren't enough of them to cross — and that's bad news for the 900 KFC restaurants there.
The fast-food chain once known as Kentucky Fried Chicken is engulfed in a crisis in the U.K., where about two-thirds of its restaurants are temporarily closed amid delivery challenges.
The cause? A chicken shortage — coming at a chain whose core product is chicken.
Trying to make light of the situation, KFC referenced the old-fashioned riddle joke in a tweet.
"The chicken crossed the road, just not to our restaurants," KFC's United Kingdom and Ireland outfit said on Twitter. "We've brought a new delivery partner onboard, but they've had a couple of teething problems — getting chicken out to 900 restaurants across the country is pretty complex!"
(Nathan Bomey. KFC is suffering from a chicken shortage in the U.K. Yes, you read that right. USA Today. February 19, 2018.)
さて、本日はジョークを取り上げます。当ブログではたぶん初めてのことです。
英語のジョークを聞いてその面白さが分かる人というのはそうそういないのではないかと思います。小生も何が面白いの?と感じることしばしばです。
引用した記事の冒頭に、
Why didn't the chicken cross the road?
といきなり出てきますが、勘の良い人はこれが、
Why did the chicken cross the road?
というよく知られるジョークをもじったものであることがお分かりと思います。
上述したように、記事の話題は鶏肉(chicken)の調達トラブルで店舗閉鎖に追い込まれているKFCのことであり、それとも掛けているという訳です。
KFCは深刻な状況にも関わらず、公式ツイッターではこのジョークを使っておどけて見せました。
"The chicken crossed the road, just not to our restaurants"
というのがその内容ですが、ジョークの前提知識がない人には何ともよく分からない内容でしょう。
このジョーク、"Why did the chicken cross the road?"は古くからあるそうなのですが、質問である「なぜニワトリは道路を渡ったの?」に対する回答は、
To get to the other side.(「反対側に行くためさ。」)
が標準的なものとされています。
何とも人を食ったような、馬鹿にしたような答えではないでしょうか!?
このジョークの面白さを解説するだけのセンスを持ち合わせておりませんが、English speakerというものはこうした単純すぎる“オチ”のあるジョークを好むようです。
ケンタの記事に戻りますと、チキンは道路を渡ったけれども、我々の(ケンタの)お店に来るためではなかったようだ・・・(つまり材料の鶏肉を調達できなかった)、という自虐的なオチとなっています。
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