米・モンタナ州の田舎で、家畜荒らしのイヌと思って銃殺した動物が何とも奇怪だとニュースになっています。
イヌにしては大きすぎる爪や頭部なのでオオカミではないかとも言われたそうですが、オオカミにしては脚が短く、一体何なのか、その正体が取り沙汰されているそうです。
そして、オオカミ人間(werewolf)ではないかという噂が広まっているというのです。
A mysterious wolf-like creature was shot dead by a rancher in rural Montana — and even wildlife officials have no clue what the thing is, authorities said Friday.
The beast had oddly long gray fur, oversized claws and an extra-large head — but its ears are too big and its legs are too short to be a common wolf or dog, according to Montana Fish, Wildlife and Parks officials.
“We will have no idea what this is until we get a DNA report back,” Bruce Auchly of Montana Fish, Wildlife and Parks told The Great Falls Tribune.
(Natalie O'Neil. Mysterious ‘werewolf’ killed in Montana. New York Post. May 25, 2018.)
オオカミ人間を指す、
werewolf
という単語ですが、語源としては面白いものがあります。
まず、"wolf"は言うまでもなくオオカミのことですが、"were-"はよく知られたbe動詞の"are"の過去形"were"ではありません。
古英語のwer(人間を意味します)から来ているのですが、ラテン語でも男、人を意味するvirという単語があり、関連しています。
なお、興味深いことには、このwerは我々がよく知っている単語"world"(世界)にも関連しています。
American Heritage Dictionaryの解説によれば、"world"という単語のゲルマン語での形は、wer-ald-(were-eld)、であり、これは"man's age"(人間の時代)という意味です。
2018年5月30日水曜日
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