トランプ大統領は携帯電話端末を2つ持っていて、1つは通話専用、もう1つはツイッター専用、と使い分けているそうです。
といっても、これはホワイトハウスのIT部門がハッキング対策のためにやっていることだそうで、当のトランプ大統領は、「面倒くさい!」と駄々をこねているとか!?
端末は1か月単位で交換する決まりだそうですが、拒否しているそうです。
The president uses at least two iPhones, according to one of the officials. The phones – one capable only of making calls, the other equipped only with the Twitter app and pre-loaded with a handful of news sites – are issued by White House Information Technology and the White House Communications Agency, an office staffed by military personnel that oversees White House telecommunications.
While aides have urged the president to swap out the Twitter phone on a monthly basis, Trump has resisted their entreaties, telling them it was “too inconvenient,” the same administration official said.
The president has gone as long as five months without having the phone checked by security experts. It is unclear how often Trump’s call-capable phones, which are essentially used as burner phones, are swapped out.
(‘Too inconvenient’: Trump goes rogue on phone security. Politico. May 21, 2018.)
アメリカ合衆国大統領ともなれば身辺警護は言うまでもなく、情報セキュリティ対策も最高レベルにならざるを得ないのですが。
さて、引用した文中で、
burner phone
という単語が目に留まりました。
初めて見たのですが、"burner"に何か特別な意味があったかと改めて辞書を引いてみましたが、エンジンやガスコンロのバーナーなど以外で、電話(phone)と結びつきそうな特別な意味は見当たりません。
ところが、Merriam-Webster Dictionaryで検索をしてみると、"burner phone"のエントリがありました!
a prepaid cell phone that is not bound to a contract with a carrier and is usually intended to be disposed of after use
と定義されているのですが、内容からするといわゆるコンビニなどで買えるプリペイド式の携帯電話のことであると解釈できます。
Merriam-Websterによると、2008年初出となっています。
ところで、なぜ"burner"なのでしょうか?この点についてMerriam-Websterでは解説はありません。
面倒な本人確認や書類などの手続きが不要で、ぱっと使えて、ぱっと手放せる、ということからでしょうか?
プリケーの類は犯罪の温床にもなっていると言われますが、証拠隠滅(つまり、燃やしてしまう)との連想からでしょうか?
2018年5月22日火曜日
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