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2009年11月4日水曜日

御役御免 ― stand down

いきなり引用から入りますが、今日のGoogleニュースで見た、オーストラリアでのカンタス航空の着陸トラブルの1件に関するものです。


Qantas pilots forgot to lower wheels

QANTAS has stood down two pilots after a Boeing 767 landing in Sydney came within 700ft of the ground before the flight crew realised they had not lowered the plane's undercarriage.

The airline and the Australian Transport Safety Bureau have launched investigations into the October 26 incident. The pilots are due to be interviewed by authorities on Friday.


地上との距離が700フィート(約220メートル)を切ってから着陸準備が完全でないことに気がついたという、利用者側からすると空恐ろしいインシデントですが、いわゆる日本での”航空鉄道事故調査委員会”(正式名称かどうかは自信ありませんが)というやつでしょうか、Australian Transport Safety Bureau (ATSB)による正式な調査が始まったということのようです。

今日取り上げる単語(表現)ですが、人をある任務から降ろす場合に、”stand down”という表現があります。(私も今日の用例から初めて知りました。)

ではその逆、人をある任務に就ける場合に、"stand up"などというかとそうではなく、動詞”stand”に、そのような意味(to perform the duty of)という意味があるということのようです。

"stand down"には、降ろす、という他動詞的な意味を窺うことができますが、"stand"が他動詞的に用いられている例はあまりお目にかかったことはなく、実例としては、御役御免としての"stand down"が優勢のように思われます。

御役御免と言いましたが、これは微妙な表現で、クビ、お払い箱、といった類似の表現との差異は微妙です。(役から)降ろす、という場合は、御役御免=クビ、というイメージが強いですが、上記引用での、着陸トラブルでは実際どうだったのか気になるところです。

記事では、その後、このようなアクシデントは非常にまれであり、カンタス航空は重大に受け止めている(...Qantas said yesterday that a crew failing to lower the undercarriage was extremely rare and it was taking the incident seriously...)、とあります。続いて、


"The incident was reported to the ATSB and the pilots were stood down. We are supporting the ATSB's investigation and our own investigations will determine what further action might be warranted."


とあり、"stand down"が再出するのですが、クビ(=懲戒免職)なのかどうかは、いまいち分かりません。

ちなみに御役御免のイメージは”任期満了”という意見もあるようですが、皆さん、同意しますか?

1 件のコメント:

  1. ある外国のゲームに出てくる敵対している軍用ロボットがプレイヤーを襲ってくるときにStand down! Stand down!と叫びながら銃を撃ってきます。この場合は「立ち去れ!」的な訳語が適切なのでしょうかね・・・?少し約しにくい言葉であるかと思います。

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