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2012年9月4日火曜日

閑話休題:リアル店舗 ― brick-and-mortar

今日の記事で、クリスマス商戦に備えるトイザラス等の米国の小売業が"layaway program"の復活、あるいは拡充を図っているという記事を引用しましたが、その中で、ネットショップ(online retailers)と既存店舗(brick-and-mortar shops)の対比がありました。

"brick-and-mortar"という表現については既に以前取り上げていたのですが、その時は単にオンライン営業に対して、物理的に、きちんと(?)、店舗を構えている商売のことを指しているという解釈、説明をしていました。

全く偶然ですが、今日の産経新聞朝刊を読んでいると、音楽CDの販売を手掛けるタワーレコードが、“店舗の強み前面 CD在庫増加”を図っている、という記事に出くわしました。

ご存知のようにインターネット全盛時代において、音楽CDの生産、販売、ショップの数も最盛期の半分以下ということなのですが、タワーレコードはそこを逆手に取って、店舗を充実する施策に打って出た、というのが記事の概要です。

ここでタワーレコードの社長が、“リアル店舗”という表現を使っているのですが、"brick-and-mortar (store)"とはまさしくこの”リアル店舗”のことであると繋がりました。

私はこの“リアル店舗”という表現を知りませんでしたが、今日、全く偶然に知ることになりました。

"brick-and-mortar"という表現は中辞典くらいの英和辞書には載っていると思いますが、“リアル店舗”という訳語が載っているものはそうないだろうと思うと、今日のような奇遇を有難いもののように思います。


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