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2026年1月9日金曜日

toe the line

ミネソタ州で、移民取り締まりを行うICE職員が市民に発砲し、女性が死亡した事件は日本国内でも大きく報道されています。報道の中には今回の件が、2020年に警官に射殺されたアフリカ系アメリカ人のGeorge Floydさんの事件を彷彿とさせるという内容もみられます。

つまり、女性は何故射殺されなければならなかったのか、ICE職員は過剰防衛ではなかったのか、という論点です。

トランプ大統領は、射殺された女性について、移民取り締まりを妨害してきた極左集団のメンバーであり、今回の1件もテロの一種だとICE職員による発砲を正当化するコメントを出しました。

ヴァンス副大統領も当然と言いますか、トランプ氏に歩調を合わせたということなのですが、下記の引用にあるように、


 Vance mostly toed the administration’s line in standing strongly behind the ICE agent


というくだりをピックアップします。


Well, only about 24 hours after the Trump administration debuted these maximalist claims Wednesday, Vice President JD Vance sharply undercut them.

In a press briefing Thursday at the White House, Vance mostly toed the administration’s line in standing strongly behind the ICE agent and even suggesting the woman was part of some kind of left-wing “network.”

But when a reporter challenged Vance on how he knew this was deliberate, Vance conceded that it wasn’t 100% clear, allowing that maybe she was indeed just scared and perhaps wasn’t actually targeting the agent.
(Aaron Blake. JD Vance just sharply undercut the Trump team’s ICE shooting narrative. CNN. January 8, 2026.)


ここで、"toe the line"というのは慣用表現なのですが、辞書を引くと、スタートラインにつま先を揃えるという意味合いから、命令や統制に従う、服する、という意味で使われるとあります。つまり、意見や言動などを(所属組織などに)期待された内容(line)に一致させる、揃える、ということで、同調する、歩調を合わせるといった意味合いになるでしょう。

しかしながら、ヴァンス氏は死亡した女性について、乗っていたSUVで ICE職員を轢き殺そうという意図があったかまでは分からないと発言。つまり、ICE職員による発砲の正当化に躊躇していると見なされたのです。

記事のタイトルにある、


Vance… undercut the Trump team’s ICE shooting narrative


は、トランプ政権の見解が「一枚岩」とまでは言えないようである、という趣旨と解釈できるでしょう。


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