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2017年1月11日水曜日

こんな意味もあったの? ― grandfather

"grandfather"と言えば、「おじいちゃん」のことです。今時小学生でも知っていそうな単語を取り上げて何をいまさらと言われそうですが、動詞の"grandfather"もあることをご存知でしたか?

私は不勉強ながら知らなかったので、下記の引用を読んで、あれっ?となった訳です。

"grandfathered"は、過去分詞形ではありませんか!?


AT&T’s grandfathered unlimited plans are vestiges of an earlier era, when unfettered access to mobile data was a perk offered to those willing to buy into the smartphone before it became ubiquitous. Now, those plans are getting costlier — again. AT&T has just announced a $5 increase on its grandfathered unlimited plans, bringing the total cost per month to $40, according to a report from DSLReports yesterday and confirmed by ArsTechnica today. That follows a $5 increase back in February of 2016, meaning those plans have jumped more than 30 percent in a little under one year.
(Nick Statt. AT&T is raising the price of grandfathered unlimited plans again. The Verge. January 10, 2017.)


早速辞書を引いてみると、"grandfather"には動詞のエントリがちゃんとあって、


(人・会社などを)新規の法律(規則、要件)から免除する
(ランダムハウス英和辞書)


と載っていました。

引用した記事はアメリカの通信会社であるAT&Tがモバイル通信契約のプランの1つである"unlimited plans"(いわゆる、通信制限無しプランというものでしょうか)の値上げをするらしい、という内容です。

わたくしはプライベートでケータイを持たないので料金プランなどには詳しくないのですが、こうした無制限プランというのは今時珍しいのでしょうか。記事によると過去、まだスマホが今ほど全盛ではなかった時代の遺物だとされています。

ところがスマホが全盛になってくると恐らくこの無制限プランはお得感が高まるのでしょう、通信会社としてはユーザーを別プランに誘導したほうが儲けが出るのだと読めます。

つまり、この無制限プランは古い時代のプランがそのまま残り、通信制限は元より(無制限プランなので当たり前ですが)、値上げなどの適用を免れてきた経緯があり、そのことが"grandfathered"と修飾される所以ということとなります。

ここでの用例はごく一般的なコンテクストでのものですが、元々は法律の専門用語で"grandfather clause"という表現から来ています。"grandfather clause"というのは、よく新しい規制や法律が制定された際に、一定の条件で団体や個人をその法律の適用除外とする条項のことを指します。


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