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2010年9月22日水曜日

悪評も評!? ― parlay

私は芸能ニュースには疎く、ましてそれが海外の芸能人やセレブのお話となるとまったく知識がないのですが、このブログを開始して以来、Google Newsなどを見ていますとトップ記事にこの名前を見ることが頻繁で(目にしない日が無い、というと大げさですが)、いつもは詳細記事はスキップするのですが、今日は興味があって記事を読んでみました。

その理由というのが、このお騒がせセレブがどうやら来日したらしいということからでした。尤も、米国で薬物所持で訴追されていることから、成田で入国拒否(?)されたらしく、日本の土を踏むことなくそのまま引き返したようです。


Paris Hilton left Japan on Wednesday after lengthy questioning from airport officials, and following media reports that the socialite would not be allowed into the country after pleading guilty to possessing cocaine.

Hilton, 29, had flown into Tokyo on Tuesday for a fashion show but had been held back by officials at Narita airport so they could decide whether to allow her into Japan.
(Paris Hilton leaves Japan after questioning. Reuters. September 22, 2010.)


引用記事の後半に下記のような下りがあります。


The former star of reality TV show "The Simple Life" is a member of the family that founded the Hilton hotel chain, and she has parlayed her notoriety into a successful career endorsing products in fashion, fragrances and other industries.
(ibid.)


"parlay"という動詞は、ギャンブル用語で賭けの儲けを元金と合わせてそのまま次の賭けに使うこと、を意味します。だるま返しなどともいうそうですが、賭けの手法のみを意味するのではなく、元手をどんどん増やしていくやり方、つまり大儲けすることを指すようになり、さらには私腹を肥やす、といったネガティヴな意味にも発展したようです。(賭けの手法自体、大儲けを保証するものでないことに注意。)

そのようなネガティヴな意味での用法の典型例が、記事中にも見られていますが、


parlay ~ into


です。

お騒がせセレブにとっては悪評も大事な元手(収入源)!?といったところでしょうか。そう言えば、悪評も評なり、という諺があるそうですが・・・。

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