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2010年2月16日火曜日

覚えられない単語 ― sanctimonious

ネイティヴと話しているときに、覚えたばかりのある単語を使ったところ、"You use a big word!"と言われたことがあります。難しい言葉を使うのね!という意味だと思います。

言いたいことを言うのに簡易な表現(単語)があるのにも関わらず、やたら難しい単語を使いたがる、と思われたのでしょう。こちらとしてはわざわざ難しい単語を使うつもりもなかったのですが、英単語のボキャブラリー拡張という学習の過程では、そのような傾向になってしまうのかも知れません。

一時的にその単語を知ったつもりでも、やはり覚えていない、実際には使えない単語というものがあるなあ、とよく思います。今日取り上げる、sanctimonious もそうですが、"sanct-"というスペルから"sanctus"、"saint"という語に近い意味があることは想像できますが、単語だけを取り上げてしまうと、コンテクストが分からず、結局は身についていないということになるでしょう。

辞書を引くと、


信心家らしい、殊勝らしい


というような日本語訳が見られ、American Heritage Dictionaryでは、


religious
devout
pious


といった単語と同義とされています。しかしながら、sanctimoniousについては、これらの単語と同義であるというよりも、どちらかといえばこれらの単語と比してネガティヴな意味が強く、コンテクストとしてもそのような場合に多く用いられるというべきだと思われます。

また、必ずしも宗教や信心に関連した話題で用いられるというよりも、実際の用例ではより発展して、いわゆる見せかけと実態のギャップを示したいような場合に用いられる表現、と言えるのではないでしょうか?

ぶっちゃけた話、”胡散臭い”ということではないかと思います。でも”胡散臭い”という訳語はどの辞書にも見当たらないんですよね・・・。不思議ですが。


With Rockefeller I didn't hear that private voice -- in fact, I didn't hear any voice at all. The director showed me the 1,700-page transcript of an interview done between 1917 and 1920 that had never been made public. In the transcript Rockefeller recounted blow-by-blow every aspect of his career, and I was utterly fascinated. He was fiery, articulate, often funny and amazingly analytical. I instantly disliked many things. There was a sanctimonious tone, he denigrated his critics automatically, and he had a chilling capacity to rationalize his behavior. But compared to the cold-blooded monster of myth, this was a much more human and interesting figure, and I immediately realized I had an extraordinary opportunity. I decided on the spot to do the book.
(Finding the soul of the world's richest man. Chicago Sun-Times. 1998.)

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