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2011年6月15日水曜日

人事刷新 ― shake-up

今朝見たニュースで、ヒューレット・パッカード社(HP)が役員人事を刷新するという見出しが目を引きました。


HP cuts top executives in shake-up

PALO ALTO, Calif. (AP) — Hewlett-Packard is streamlining its executive ranks to improve its focus on customers rather than administration and put more operations directly under CEO Leo Apotheker's control.

The world's largest maker of personal computers said Monday that it is eliminating its chief administrative officer position, meaning that Pete Bocian is leaving HP immediately.

Chief Information Officer Randy Mott is also leaving the company immediately, although he will be replaced in that position.
(HP cuts top executives in shake-up. USA Today. June 14, 2011.)


今日の単語、"shake-up"は人事刷新、(内閣の)大改造、などという意味で用いられます。HP社の場合は、"cut(s) top executives"であり、また"streamlining its executive ranks"ということですから、具体的には役員数の削減ということのようです。

"shake-up"は、人事刷新、内閣改造といった意味での名詞として定着していますが、動詞としての"shake up~"には、布団や枕などを振って形を整える、という意味で用いられるようです。この意味から発展したのでしょうか、(形が崩れた、あるいは整っていない)組織を振ったり、揺さぶったりして整える、ということから、人事の刷新ということを意味するようになったものと思われます。

内閣改造という意味では、"reshuffle"という英語が思いつく方も多いかと思いますが、"reshuffle"にしても"shake-up"にしても、中身は変わらないような感じがします。HP社の記事では具体的に役員数を削減しているようなので、"shake-up"よりも思いきったことをしているようにも思われるのですが、ここはいわゆる”リストラ”は単なる”再構成、構造改革”(restructuring)という意味よりも、今や首切り、人員削減を意味するようになったように、"shake-up"と言えば、人員の削減を意味するものと捉えるべきでしょうか。

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