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2013年1月17日木曜日

N.Y.男性で高級腕時計が流行 ― bling

私は普段腕時計をしませんが、会社の同僚にはとても高価そうな腕時計をしている人がよくいます。

腕時計のブランドについては、ロレックスとかブルガリとか、有名どころは聞いたことはありますが、いくらくらいするものなのかについては、そもそも購入意思もなければその余裕もないため、高価である、ということ以外に知らないというのが正直なところです。

ところで、今日の話題ですが、ニューヨークの男性の間では高級腕時計が流行っているのだそうです。理由は女性受けがいいから、というまことに持って現実的な話です。


Awaiting the arrival of a potential beauty he met over the Internet, newly divorced Manhattan surgeon Robert Huang is sipping nervously from his drink, hoping he’ll pass muster on the cutthroat New York dating scene.

Then he checks his diamond-studded Cartier gold watch (the flashy $80,000 timepiece he dug out from his drawer after the final divorce papers were signed), and instantly feels reassured.

Like a growing number of singletons in the city, the 53-year-old doctor believes that expensive wrist bling is the “must-have” accessory when you’re looking for love.
(Jane Ridley. Meet the Rolex Romeos! New York Post. January 15, 2013.)


記事によりますと、女性を口説き落とそうと思ったら、ダイヤモンドやゴールドがまばゆく輝く、大きな文字盤の腕時計が必須アイテムであり、これは高級車を所有しているよりも効果があるそうです。(その理由は、腕時計は所有者と常に一緒でずっと腕回りで主張してくれますが、高級車は駐車場止まりだから、だそうです(笑))

さて、今日の単語ですが、"bling"です。

"wrist bling"という形で最後の段落に出てきますが、初めてみる単語ではないでしょうか?

まず携帯に付属している英和辞典ではエントリが無く、その後ランダムハウス英和も引いてみたところやはりエントリが無く、かなり“レアな”単語ではないかと思います。その証拠に、これを編集しているPCでは"bling"という箇所にはスペルミスを警告する赤波下線が引かれているのです。

American Heritage Dictionaryではエントリがあったのですが、その定義は、


1. Jewelry or fashion accessories, usually made of metal or other shiny material.
2. Showy or ostentatious items.


とあります。いわゆる“キラピカもの”ということでしょうか。

語源解説を見ますと、ヒップホップソングに端を発する俗語であるということですが、宝飾品の類がきらりと輝きを放つ様態を表音化したものが、"bling"だということです。

Wikipediaによれば、歯磨き粉のコマーシャルで使われた効果音にさらに遡るそうです。

"bling-bling"というスペルの単語もありますが、"bling"と同じ意味のようです。


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