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2010年11月2日火曜日

耳かきは至福の時 ― lughole

もう何年も前になりますが、アメリカに3ヶ月ほど滞在する機会がありました。日本食が恋しくなるとか、そういう話は周りからもうるさいくらいに聞かされていたのですが、ある夜突然に耳掃除がしたくなり難儀しました。

つまり耳かきを持参していなかったのですが、アメリカには日本人が使うような耳かきが無いようなのです。

スーパーマーケットの日用品売り場や、怪しまれながらも女性向け用品コーナーなどを探しましたが、あの”耳かき”は見つけることができませんでした。英語で何と言って説明したらよいか分からず、"ear pick"などと言いながら、身振り手振りで説明すると、アメリカ人はそんなことしない、という突き放したような返事だったのを覚えています。(ちなみに、"ear pick"は耳かきとして通じるようです。言葉はあるのに概念が浸透していなかったということでしょうか?私が滞在した土地だけの話?)

さて、耳かき店の件では殺人事件の公判があり、マスコミを騒がせていますが、耳かきの概念すらあまり無い外国では、耳かきサロンのようなサービス業が存在すること自体が不思議でしょう。

最近のニュースを検索しますと、邦紙の英文記事などでは"ear-cleaning salon"という表現が見られます。

イギリス英語で耳の穴は、"lughole"というようですが、この"lug"は北欧ノルウェー語、スウェーデン語で”前髪”を意味する"lugg"に由来するもののようです。


Some now offer health treatments, and there is even an "ear cleaning cafe", where you lay your head in the lap of a pretty lady while she extracts wax from your lugholes.
(Gemma Bowes. Quirky Tokyo. The Guardian. October 16, 2010.)


引用記事のURLはこちらです。この記事、面白いです。

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