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2020年4月24日金曜日

zoom-bombing

外出規制や外出自粛が続く中、リモートワークやオンライン授業など、バーチャル空間でのコミュニケーション需要が高まっているところ、オンライン会議のツールが注目されています。

ツールの1つ、”Zoom”というアプリが話題ですが、気軽に導入、利用できる利点の一方、セキュリティ面の問題が指摘されています。


Zoom is fine-tuning its video conferencing software and upgrading security features to help prevent zoom-bombing and other privacy intrusions.

The San Jose, California-headquartered online video provider said Wednesday that it will make available a new 5.0 version of its software later this week. In addition to improved security features, Zoom will use more advanced encryption that will better protect meeting data and prevent tampering with online meetings.

Earlier this month, Zoom CEO Eric Yuan said the company would spent the next 90 days tightening the platform's security to help prevent instances of video conferences being interrupted by "zoom-bombing" incidents.

Some of the most notorious cases involve educational classes and local government meetings being disrupted with images of pornography and racist symbols including swastikas.
(Mike Snider. Zoom boosts security features, encryption amid coronavirus crisis video conferencing boom. USA Today. April 22, 2020.)


引用した記事は、その”Zoom”のセキュリティが強化されたバージョンについて話題にしているものです。

どうやらこれまでのバージョンでは通信の暗号化等のセキュリティ面が脆弱だったらしく、オンラインミーティング中に突然部外者が乱入したり、猥褻な画像を流したりするといったインシデントが発生していました。

このようなインシデントは、


zoom-bombing


と呼ばれています。

誰が命名したのか知りませんが、この”zoom-bombing”という表現が広く使われているようで、”bomb(ing)”という表現が元になっているようです。

以前、”photobomb”という表現を取り上げたことがありますが、これらの表現における”bomb”は爆弾を落とすという行為そのものというよりも、台無しにする、というような意味で用いられていると思われます。



1 件のコメント:

  1. 蘭です。
    ちょうど昨日はこの単語が出たニュースをみました。アメリカの州政府会議で無関係の人が乱入し、その人の種族主義の言動で会議は中止せざるをえなかったというニュースです。
    そして、このような事件が多発している原因について、ZOOM関係者はデータ分析して、原因が数多くの利用者が利用期間でミーティングを暗号化することがほとんどなかったことで、ミーティングIDを入力するだけで誰でも参加できるという不安全な状態でミーティングしていることだと指摘しました。
    二週間で一千万人規模から全世界から利用されるという急成長で、ZOOMはセキュリティのバッグやミスが出たのもあり得ると思いますが、ユーザーからセキュリティへの注意不足や使い方の不慣れでこのような問題をもたらしたのも、それはそれで十分あり得ると思います。

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