オーバーツーリズム(もしくは"mass tourism")の弊害は今に始まったことではありませんが、受け入れる側である観光地や観光施設の立場からすると、旅行客というものはとんでもないことやアホなことをしでかす、迷惑極まり無いという見方があるということに我々は気がつくべきかも知れません。
例えばの話しは今回引用の記事にも出てくるのですが、こうした「アホな旅行客」を指して、
touron
というそうです。これは、touristとmoronのかばん語です。
Webster added 630 words to its dictionary in 2023. We’d like to suggest one more: “touron.”
Moronic tourists have become an unfortunate fact of life in the digital age — you could even say they’re part of the zeitgeist.
From Yellowstone to Bali, not a week goes by without a touron earning scorn for pestering wildlife or vandalizing a sacred site. Of course, idiot tourists are nothing new: In 1930, even the prince of Wales was among the hordes of sightseers who climbed the pyramids of Egypt.
(Katie Jackson. Moronic tourists are ruining travel — how not to be one on your next vacation. New York Post. October 3, 2024.)
記事の出典であるNew York Post紙は"touron"を辞書のエントリに追加することを提案しています。
この単語を載せている辞書はなさそうですが、実のところ"touron"なる単語は米国の自然公園のスタッフによる創作として1990年代からあるそうです。(Wikipedia)
よほと腹に据えかねるものがあったのでしょうか。私も旅行では"touron"と呼ばれないような振る舞いを心掛けたいと思います。
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