3日目の今日取り上げるのは、
malapropism
です。
初日の"eggcorn"、2日目の"mondegreen"、いずれも聞き間違いによる勘違いを原因とする言語現象でしたが、"malapropism"は言い間違いを取り上げたものです。
具体例はウィキペディアやネットに山ほど求めることが出来ますし、最近はAI(人工知能)に聞いてみればいくらでも出てきそうなのでここでは控えます。
"malapropism"は言い間違いと書きましたが、その間違い、勘違いが滑稽な効果を生み出すという点がポイントになるようです。
当ブログの過去の投稿(閑話休題)で、ネット記事のミスを取り上げたことがあります。
英王室に関する記事で、"Prince of Wales"とすべきところ、"Prince of Whales"と書いてあったのですが、その滑稽さといい、"malapropism"の一種と言えるかと思います。
"malapropism"という単語は、アイルランドの作家シェリダンの戯曲に出てくる登場人物Mrs. Malapropに由来していると英和辞書の語源解説にもあります。
このMrs. Malapropは気取り屋として描かれているそうですが、言葉の滑稽な誤用をするので、その名を取って、"malapropism"という語が言い間違いを意味する表現になったそうです。
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