飛行機で旅に出掛ける夫婦。座席は二人並んで、というのが普通でしょうが、そうでないという人もいるとか。
Sitting next to your soulmate aboard a flight might seem like a no-brainer, but a few oddball couples prefer to be apart — and not just when they’re having a marital spat.
Travel advisor Nadia Henry, who goes by Sparkle professionally, said she likes sitting away from her husband purely out of seat preference.
(中略)
When the couple does sit apart, Sparkle tries to make the in-flight third wheel feel less uncomfortable by keeping conversation with her hubby to a minimum and passing things back and forth as little as possible.
(Ben Cost. Married couples don’t like to sit together on flights — here’s the bizarre reason why. New York Post. April 23, 2025.)
夫婦仲が悪いという訳でもなく、またいわゆる倦怠期というのでもないようです。
単に夫は窓側の席が、妻は通路側が好き、ということで、真ん中を空けて座るのだそうです。
ところで、引用記事に、
tries to make the in-flight third wheel feel less uncomfortable
というくだりがありますが、何を言っているのかよく分かりませんでした。
どうやら"third wheel (feel)"という表現に特別な意味がありそうですが、辞書を引いても見当たらない表現です。
"third wheel"というのは3番目の車輪ということですが、恋人や仲の良い2人がいる時、そこに加えて3番目になる人のことを指すようです。つまり「お邪魔虫」、余計な邪魔者という意味で使われるのですが、これは知りませんでした。
真ん中の席に座った赤の他人は、両脇に座っているのがカップルだと解ると幾分居心地が悪くなるものです。そのことを指して"third wheel (feel)"と言っているのです。
新幹線にも普通車では3人掛けのシートがありますが、席の真ん中しか空いておらず、仕方なく着座したところ、両脇の2人は連れ合いで何となく居心地が悪い、なんてことがあります。
"third wheel"は二輪で間に合っているところに余計な3つ目の車輪が加わるということで、そもそも無くても良いもの、無用な存在、という含意があるようです。
類似の表現に、"fifth wheel"というものもあるようですが、こちらも4輪の自動車に5番目の車輪ということで、不要なものを言うのに用いられるようです。
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