ウクライナのゼレンスキー大統領のトレードマークといえば、髭面、短髪にミリタリースタイルの装い、でしょうか。
ゼレンスキー大統領は外国首脳との会談においてもカーキ色の襟なしトップス(Tシャツ)にブーツという格好で臨むというのは語り草になっていますが、今週オランダで開催されたNATOサミットではジャケットを着用したそうです。
The Ukrainian war leader appeared to have learned his lesson from February’s disastrous Oval Office meeting with Trump and Vice President JD Vance, which descended into a shouting match after Zelensky was chided for his trademark military-style getup by a reporter.
Zelensky was pictured in the group photo of world leaders Tuesday wearing a black suit-style jacket and shirt, rather than his usual more casual get-up.
(Anthony Blair. Zelensky ditches T-shirt for a suit for sit-down meeting with President Trump. New York Post. June 25, 2025.)
"his trademark military-style getup"、というくだりで"getup"という表現が出て来ますが、この単語が装い、服装を意味する表現とは不勉強にして知りませんでした。
装い、服装を表現する単語としては、clothingをはじめとして、costume、outfit、attire、garb、garmentなど、色々あります。変わりどころでは、"fatigue"、"raiment"も装いを表す表現です。
このうち"attire"はきちんとした身なり、正装の意味ですが、"getup"は、少し普通とは違っているという含みがある、インフォーマルな表現のようです。
動詞句のget upやget oneself upには、装う、化粧する、扮装する、といった意味で用いられますので、名詞の"getup"はこれらの動詞句から来ていると思われます。
ゼレンスキー氏はトランプ大統領と会談したそうですが、2月のホワイトハウス訪問では身なりを非難されたことも、今回ジャケットを着用した背景にあるようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿