2025年の年末も押し迫ってきましたが、この時期は国内外の著名人の訃報を聞くことも多いです。
今日はフランスの女優ブリジット・バルドーさんの訃報が報じられました。BBCニュースの記事から引用します。
Brigitte Bardot, who has died at the age of 91, swept away cinema's staid 1950s' portrayal of women - coming to personify a new age of sexual liberation.
On screen, she was a French cocktail of kittenish charm and continental sensuality. One publication called her "the princess of pout and the countess of come hither", but it was an image she grew to loathe.
Ruthlessly marketed as a hedonistic sex symbol, Bardot was frustrated in her ambition to become a serious actress. Eventually, she abandoned her career to campaign for animal welfare.
(Sam Woodhouse. Brigitte Bardot: The blonde bombshell who revolutionised French cinema. BBC News. December 28, 2025.)
フランスを代表する女優として名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
小生はゴダール監督の映画「軽蔑」(Le Mepris; 1963年)で主演したバルドーさんが印象に残っています。
そのバルドーさんは"a blonde bombshell"(金髪の魅惑的な美人女優)としてもてはやされた訳ですが、本人はそのようなイメージを嫌って40歳を前に女優を引退、動物愛護活動への注力を公表したそうです。
さて、その「イメージ」を、
"the princess of pout and the countess of come hither"
と表現したくだりがありますが、"come hither"とは見慣れない表現です。
"hither"とは文語であり、こちら(の方)へ、という意味の副詞です。してみると、"come hither"は命令文として解釈するのでしょうか、その意味はこちらへ来なさい、ということになります。
辞書を引くと、2つの語をハイフンで繋げた"come-hither"として載っており、形容詞として、
魅惑的な、誘惑的な
come-hither look
という意味で用いられるとあります。こちらへいらっしゃい、と男性を誘うような、ということでしょうか。
訃報を受けてマクロン大統領が「レジェンド」と称賛したというバルドーさんの若い頃から引退後までの写真を各社報道記事に見ることができますが、その「目力」といいますかオーラといいますか、映画「軽蔑」での苛烈さもある役柄の印象と共に、今日の1語"come hither"が心に残ります。
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