最近30日間のアクセス数トップ3記事

2011年8月22日月曜日

記事見出しに使われる短い単語 ― roo

新聞記事の見出しというものは、限られたスペースで伝えたい内容を的確に表現しなければならないという制約下にあるからだと思いますが、単語は短いものが好まれる傾向にあるようです。

例えば、"information"は"info"と略されたり、"chimpanzees"は"chimps"と表現されたりします。

読者の目を引く意味でも、スペルの長い単語よりは短い単語の方が、ぱっと見たときの理解がコンマ何秒~数秒速いのではないでしょうか。本文中では同じ意味でもスペルが長い方の単語が使われていたりします。

今週は記事の見出しで使われる”短い単語”を見ていきたいと思います。それらは単純に短縮形であったり、1つの単語であったりしますが、スペースの経済性とでも言うべき知恵が言語に影響を及ぼした結果と言えるかもしれません。


Plan to lift roo exports prompts legal threat
Malcolm Brown
August 8, 2011

MOVES to vastly increase the export of kangaroo meat to China and Russia have provoked strong opposition from conservationists and sections of the indigenous community.

A new indigenous animal liberation organisation is threatening to take the government to the Federal Court to stop the proposed new exports, expected to greatly expand the $200 million industry.

The federal government had been working for some time to resume the export of kangaroo meat to Russia, a spokesperson for the Minister for Trade, Craig Emerson, said.
(The Sydney Morning Herald. August 8, 2011.)


読んだらお分かりいただけるように、"roo"は、"kangaroo"の短縮形です。ランダムハウス英和辞書では、”豪話”とあり、カンガルーということからもオーストラリア英語のようですが、オーストラリアに限らず英語として定着した表現のようです。

本文中では、当然ながら"kangroo"です。

0 件のコメント:

コメントを投稿