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2020年3月9日月曜日

crack a joke

オフィスでの性的な冗談に対する許容度には男女差がある、と英国の調査会社などが実施した調査の結果がニュース記事になっているのを読みました。

27か国、2万人以上を対象とした調査において、男性の4人に1人以上(28%)がオフィスでの性的な冗談を許容する回答をした一方、女性では16%だったそうです。

しがないサラリーマンですが、勤務先で会議の場で周りを見たら男性は自分1人だった、ということが最近はよくあります。性的内容のジョークを発するなど、到底考えられません(苦笑)


(CNN) — More than one in four men (28%) around the world think it's acceptable to crack sexual jokes at work, a new global survey has found.

In a survey of over 20,000 people in 27 countries, researchers from King's College London said they found "significant differences" in what men and women perceived to be acceptable workplace behavior.

A key finding was that more than one in eight men (13%) think it is acceptable to display material of a sexual nature at work, compared with just 7% of women, the poll, carried out by Ipsos MORI and The Global institute for Women's Leadership found [sic].

Some 16% of women thought it was acceptable to tell jokes or stories of a sexual nature at work, the study said.
(Amy Woodyatt. 1 in 4 men think it's OK to make sexual jokes at work, study finds. CNN. March 6, 2020.)


さて、冗談を言う、を英語で表現するのに、"tell a joke"は勿論間違いではありませんが、記事では、


crack a joke


という表現が使われています。

"crack"というのは、鋭い音を立てる、また割ったり、ひび割れさせる、というのが基本的な意味です。ゲルマン語系であり、原義は声を枯らして叫ぶという意味ですが、現在に至る長い歴史の過程で、色々な表現で使われるようになったものです。発言する(utter, speak)の意味は、研究社の大英和によれば俗語表現ということですが、18~19世紀くらいから見られるようです。

日本語だと冗談を言う、という代わりに、冗談を「飛ばす」、などとも言いますが、そのようなニュアンスがありますね。

ちなみに似たような表現方法で、"crack wise"は気の利いたことを言う、という意味で用いられます。

また、"crack a smile"は「破顔一笑(する)」です。


1 件のコメント:

  1. 蘭です。
    確かに、職場での性的冗談はセクハラまたは嫌がらせにつながりやすいものですから、避けた方がいいかもしれません。相手、もしくは距離感や関係によって、話の内容は違うのも当たり前だと思います。

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