今年、2020年のアメリカ大統領選の民主党における候補者選びは、今週火曜日のいわゆるSuper Tuesdayが1つのクライマックスでした。
若手候補だったButtigieg氏が早々に脱落を宣言した後、先頭をひた走るSanders氏を追い抜く格好になったのが、元副大統領のJoe Biden氏です。
Bloomberg氏も戦線離脱を表明、女性候補のWarren氏も、本日の報道によれば、選挙戦からの撤退を検討しているということです。
民主党の候補者選びはBiden氏とSanders氏の2人に絞られたようです。
The race for the Democratic presidential nomination turned into a sprint between two septuagenarians Wednesday following Joe Biden’s 10 wins in Super Tuesday’s 14 state primaries, leaving Bernie Sanders as his only viable challenger.
Biden, declared the winner in Maine Wednesday afternoon, roared ahead in the contest for delegates who will choose a presidential nominee at the Democratic National Convention in Milwaukee in July.
His strong performance ended Sanders’ status as the Democratic front-runner and forced ex-New York Mayor Mike Bloomberg out of the race.
Bloomberg, 78, gave up his presidential campaign Wednesday and endorsed Biden, 77, after spending hundreds of millions of dollars of his own cash on ads across the US.
(Bob Fredericks. Joe Biden and Bernie Sanders set for battle of the ‘ages’. New York Post. March 4, 2020.)
Biden氏とSanders氏、どちらも70歳を超える高齢です。
記事では、
a sprint between two septuagenarians
と表現されていますが、"septuagenarian(s)"は普段耳にしたり、眼にすることが少ない単語かと思います。
ラテン語で数字の7を表す、sept-(数詞としてはseptem)は、お分かりでしょう。("September"は9月ですが。)
ラテン語で数字の70を、septuagintaといい、"septuagenarian"はそれから派生しています。
以前に、"nonagenarian"という単語も取り上げました。
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蘭です。
返信削除70歳はseventyのほかに別の言い方があるとわかりました。
でも、septuagenarianと比べて、日本語と中国語には「古稀」という単語があって、その方がもっと文化が含まれていると感じています。「人生七十古来稀なり」という詩から由来する「古稀」は、人生の虚しさと70歳まで頑張って生きてきたという苦しさが感じられて、とても漢文化らしい単語だと思います。septuagenarianも昔のユーロッパの文化が染みているが、感情や背景があまり感じられていないので、「古稀」の方がずっと好きです。
西欧文明のことももっと知りたいので、英語も頑張って勉強していきましょう!