告白しますと、小生は大変なけちん坊です。お金を使う時、勿体無い、といつも考えてしまいます。使わないで済む方法が無いか、安く済ませられないか、と考えてしまいます。
移動の際、駅一駅分くらいの距離であれば歩きます。自動販売機で飲み物は買いません。必要なら自宅から水筒を持参します。
ということで、以下の引用記事に出てくる倹約家のお話には大いに共感する部分があります。
A mom says she has saved $5,000 thrifting her son’s birthday and Christmas presents every year.
Natalie Joy Miller, 38, has always loved scouring second hand stores and even started collecting clothes for her son, Artie Allen, 5, when she was aged 16 — years before he was even born.
The mom-of-one says “pretty much all of his stuff” is second hand and she loves to find gems in thrift stores and occasionally online on Facebook Marketplace.
(I saved $5K on my son’s gifts by thrifting — he doesn’t need anything new. New York Post. February 17, 2025.)
記事の登場人物は、"thrifting"により年間5,000ドルあまりを節約したとあります。
"thrift"という単語はご存知でしょう。倹約、節約という意味ですが、どちらかというと良い意味でお金につましいことを指します。ケチ、吝嗇という日本語にはネガティブな意味合いがありますが、英語だと"stingy"が相当します。(小生の場合はこちらかもしれません。)なお、倹約、節約志向を表現するのに"frugal"という単語もあります。
上記引用記事の用例に見られるように、"thrift"には動詞としての意味もあって、
To shop in thrift stores, especially for clothing
(American Heritage Dictionary)
と定義されています。中古品、特に古着などを売っているお店は"thrift shop"、"thrift store"などと呼ばれます。新品ではなく、ユーズドで済ます、という発想ですね。
ところで、"thrift"の語源を紐解くと実に興味深い事実に行き当たります。
遡ること古ノルド語thrifaskという語から中期英語thrivenを経ているのですが、同語源の単語に"thrive"があるのです。
"thrift"と"thrive"、スペルも似ていますが、倹約と繁栄が同じルーツとは示唆に富む話ではありませんか!
"frugal"が果実(fruit)と関連があるように、"thrift"とは倹約により得た蓄えという意味があり、浪費を意味する"spendthrift"とは蓄えを使ってしまうということです。
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