今日の1語、"toupee"というのはカツラのことです。
カツラというと"wig"という単語がまず思い浮かびますが、"toupee"は男性用のカツラを指すと辞書にあります。
少し前のニュースになりますが、カツラに違法薬物のコカインを隠して渡航しようとした男が逮捕されたという記事から引用です。
A Colombian man was arrested for attempting to smuggle cocaine worth thousands under his toupee, officials announced on Monday.
The suspect was caught before taking a flight to Amsterdam from Cartagena's Rafael Nunez International Airport, according to Reuters and Sky News.
(Taylor Ardrey. Man busted in airport smuggling cocaine under toupee: Watch video of hairy situation. USA Today. February 25, 2025.)
"toupee"という単語はそのスペルからフランス語のように見えますが、その通り、フランス語toupetから来ているそうで、toupetとは髪の毛の房、前髪を指します。
このことからも、"toupee"は頭全体に被るような大きなカツラというよりも、髪の毛が薄くなった一部を覆う、部分的なものを指すようです。
頭頂部(top)の髪の足りない部分を覆うものであり、添え髪とか入れ髪などと呼ばれるそうですが、要は薄くなった箇所、禿を隠すものです。
"top"という単語はゲルマン語系ですが、ドイツ語でおさげの髪を意味するZopfという単語と同語源とされます。
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