郊外の住宅地に住んでいますが、防犯を呼び掛ける回覧板では空き巣被害に並んで、自転車盗がダントツに多いのをよく目にします。
カギを掛けない不注意もありますが、カギを掛けていても、高級なスポーツ車などは盗まれるれる対象になりやすいようです。
海外も事情は同じでしょうか。オーストラリアでの自転車盗の記事に目が留まりました。
An alleged serial bicycle thief has been caught with $50,000 worth of stolen goods after one victim used an Apple AirTag to trace their e-bike back to a city apartment.
A Canberra e-bike owner on Wednesday realised his bike had been pinched, but because it was fitted with an AirTag, he was soon able to see where it had gone. After passing the information to police, officers attended a serviced apartment in the capital's CBD.
(Joe Attanasio. Photo of $50,000 find in city apartment exposes disturbing new Aussie trend. Yahoo! News. July 11, 2025.)
このケースではAirTag、つまりGPS機能が付いたタグを自転車に仕込んでいたお陰で盗まれた先の所在が明らかとなり、犯人は御用となったとあります。
記事では"pinch"という動詞が使われています。記事のコンテクストからも明らかですが、"pinch"は"steal"と同義です。
"pinch"にはいくつか異なる語義がありますが、指で摘むという意味があります。指で摘むように他人のものを掠める、つまり盗むのが"pinch"です。
小生も数年前、購入後数ヶ月しか経っていないクロスバイクを盗まれた経験があります。ワイヤーロックをしていたのですが、切断されてしまったようです。余程頑丈なワイヤーでない限り、ものの数十秒くらいでワイヤーは切断されてしまうというのは、よく知られるところですが、当初は知らず、自身の愛車が突如姿を消してしまったことに相当にショックを覚えました。
当時はAirTagなどなかったので近所をくまなく探して回ったのを覚えています。ネットオークション等で転売される可能性を考え、複数サイトを巡回していたところ、よく似たバイクが出品されているのを見つけ、しかも出品者が近所の中古販売業者であることから店舗で実物を確認、最終的には車体番号が一致することから取り返すことが出来ました。
盗んだ犯人が中古販売業者に持ち込んだものでしたが、その際に本人確認がされており、後に警察により特定されました。
犯人の自宅アパートには、やはり盗品と思われる複数台の自転車があったと聞きましたが、上記引用のオーストラリアでのニュースのケースとよく似ています。
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