毎日暑いですね!
暑いと汗をかきますから、喉が渇きます。テレビやラジオのニュースなどでは冷房の使用と共に積極的な水分補給が重要だと、いささかしつこいくらいに繰り返されているのを耳にします。
水分補給と共に塩分を補うことがポイントとも言われます。また、汗と共に失われるのは塩分もありますが、電解質(electrolyte)もそうですので、これらを補うために、スポーツドリンクなども推奨されています。
It's true that you lose electrolytes in your sweat.
Sweat is mostly water and salt, with additional minerals like potassium and magnesium, and small quantities of glucose, ethanol, hormones and other bodily compounds.
These minerals are electrolytes, which help your cells maintain equilibrium and communicate with one another.
(Pien Huang. What's the deal with electrolyte drinks — do you need them to stay hydrated? NPR. August 4, 2025)
引用した記事にもありますように、電解質の代表的なものはカリウムやマグネシウムです。
カリウムのことを英語では、
potassium
と言いますね。でも、何で?
マグネシウムは"magnesium"、カルシウムも"calcium"ですが、カリウムだけ"potassium"というのは、以前より漠然とした疑問でした。
ということで改めて語源を調べてみたという次第です。
よくよく調べてみるとカリウムを指す"Kalium"はドイツ語のスペルだそうで、ラテン語でもあります。それを英語で"potassium"というのは、19世紀イギリスの化学者Humphry Davyによる造語なんだそうです。
その語源は、
potash
という言葉だそうですが、これは壺(pot)に入れた灰(ash)のことで、これに加水、加熱して取り出した元素を(他の元素の名称に倣ってラテン語風に)"potassium"と命名したということです。
ちなみに、和名では「カリ」と言い、元素記号のKは"Kalium"のKですが、「アルカリ」から来ています。
この「アルカリ」(alkali)という英語はアラビア語al-qaliyから来ていますが、qaliyというのはやはり灰のことなんだそうです。(al-はアラビア語の定冠詞です。)
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