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2025年8月13日水曜日

tighten one’s belt

このところめっきり外食しなくなりました。出勤の際は手弁当ですし、週末なども昼、夜いずれも、自宅です。

外食は高くつく、というのが正直なところです。値段を気にしながら食事するのもどうかと思うので、家で済ます、というのが定着している感がありますね。

アメリカ国内もインフレに伴う物価高は消費者にのしかかっており、やはり外食を敬遠する傾向にあるという記事を読みました。


US consumers are eating at home to save money as they worry about a slowing economy and stubbornly high prices, leading restaurant chains to warn of declining sales.

(中略)

McDonald’s chief executive Chris Kempczinski said that while sales at the burger chain returned to growth last quarter, visits from low-income customers in particular fell by “double-digits” between April and June as their real incomes declined.

“The result of that is you’re seeing people either skip occasions, so they’re skipping . . . breakfast or they’re trading down either within our menu or they’re trading down to eating at home,” Kempczinski said.
(Taylor Nicole Rogers. Restaurant chains feel the pinch as US consumers tighten their belts. Financial Times. August 9, 2025.)


客が来なければレストランの売上げに影響があるのは必至です。マクドナルドなどではまず最初に朝食の売上げにそれが現れるといいます。朝食を外で食べるのではなく、家で済ますようにするか、もしくは朝食抜きにする、というような倹約に走るからだそうです。

今日取り上げる表現、


tighten one’s belt


はベルトを締めるというのが字句通りの意味ですが,支出を切り詰めるという意味で使われる慣用表現です。

研究社新英和大辞典を引いてみると、


ベルトをきつくして空腹を紛らす(我慢する)


とあります。なるほど、と思いました。

倹約するという意味の慣用表現でよく似たものに、


tighten the purse strings 


というものがありますが、こちらは日本語でも「財布の紐が固い」などと言うように、お金を出し渋るということです。

"tighten one’s belt"に至っては、支出を切る詰めるために食べたいものも食べず、それを紛らすためにベルトを締めるというのは、哀れでさえあります。

もしかしたら、食べたいものを食べずに我慢した結果、痩せてベルトを締める結果になるというのかもしれません。

自慢ではありませんが、小生の腹回りは標準より10センチくらい細く、ベルトの穴は一番きついところになりますが、まだ締め足りない状況です。倹約は嫌いではありません(笑)

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