トランプ次期大統領がフランスを訪問、マクロン大統領と会談したと報じられています。
5年前に大火に見舞われたノートルダム大聖堂の再建セレモニーに出席するための訪問でしたが、各国の首脳らも参加したものだったようです。
トランプ氏はイタリアのメローニ首相と対面し、メローニ氏を"real live wire"と評した、と下記の引用記事にあります。
この表現を知りませんでしたが、"real live wire"とはどういう意味なのでしょうか?
President-elect Donald Trump described Italy’s conservative Prime Minister Giorgia Meloni as a “real live wire” after meeting her and other world leaders in Paris.
Trump, 76, told The Post that his meet-and-greet with the Italian leader at the reopening of the iconic Notre Dame Cathedral on Sunday was “great” and that she had a “lot of energy.”
“I was with her a lot,” Trump said of Meloni — noting that they dined together during a 60-member world leader reception.
(Trump calls Italian PM Giorgia Meloni ‘a real live wire’ after world leaders meet in Paris. New York Post. December 8, 2024.)
内容から、褒め言葉であろうことは想像がつきます。2022年9月、イタリア初の女性首相に就任したメローニ氏は極右政党の代表であり、政治的バックグラウンドやイデオロギー的にも、アメリカ第一主義を掲げるトランプ氏とウマが合いそうです。
この"real live wire"という表現ですが、名詞としては"wire"なので、その解釈(意味)次第と思ってまずは辞書で"wire"を引いたところ、それらしい意味が見当たりませんでした。針金、電線という基本的な意味のほかに、人を評するのに用いるような用法は見当たりません。
それで次に、"live wire"にあたってみるのですが、これには、
精力家、活動家
という意味があり、活発な人、精力的に活動する人のことを評して用いる表現だと分りました。
"live wire"のワイヤとは電線、回路のことで、"live"とは電気が通っている、ということを言っているそうです。
つまり、回路に電気が通っていて、常に稼働している状態、活発な状態、ということなんですね。
知らないとちょっと分かりにくい言い回しかと思います。
さて、"wire"というのはなかなかのトリッキーな単語だという印象を持っています。英語国民、特にアメリカ人は"wire"を色々な表現に使うようですが、ワイヤをそんなに使わない(!?)日本人の感覚と少し異なるものが多いように感じているところです。
過去に当ブログで取り上げたものを列挙してみました。
いかがでしょう?
"wire"に親しみが湧きましたでしょうか!?
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