シューズの商品名を巡る商標権争いで、アメリカの大手シューズメーカーが勝利したというニュース記事です。
Deckers Outdoorという会社はHOKAなどのブランドで有名ですが、アメリカを本拠とするDeckersがオーストラリアのシューズメーカーを商標権侵害で訴えたとのことです。
問題になったのは、"Ugg"という名称。(カタカナで「アグ」)
実のところ、オーストラリアでは商標名というよりも、一般名詞として通っているそうで、"ugg"、あるいは"ugg-boot"と言えば、羊皮を使った、いわゆるムートンのブーツを指すそうです。
An Australian ugg-boot company has changed its brand for foreign customers following a lengthy legal battle with an American rival.
Ugg Since 1974 is owned by Australian Leather and was sued by Deckers Outdoor Corporation for its use of "ugg."
Now, after almost 10 years since the legal battle began, it's been forced to rebrand as Since 1974 for customers outside Australia.
(Lindsay Dodgson. Australian ugg-boot maker forced to rebrand after trademark battle with American rival. MSN. January 14, 2025.)
くるぶしの上辺りまでを覆うような短めのブーツは日本でも見た覚えがあります。(実際、人気のようです。)
このスタイルのブーツの元祖(!?)で、50年以上にわたって製造をしてきたAustralian Leatherは、"ugg"が商標では無く、オーストラリア英語の一般名詞であると主張したようですが、アメリカを含む130か国以上で"Ugg"という名前を商標登録しているDeckersから商標権侵害を訴えられた結果、オーストラリア国外では"ugg"という名称を使えなくなってしまったということです。
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