米ウイスコンシン州の最高裁判事の選挙が行われ、トランプ政権が支持する保守派候補者がリベラル派の候補に敗れたと報じられています。
トランプ政権にとっては手痛い敗北となり、野党民主党は一矢報いた、というところでしょうか。
この選挙ではトランプ政権下で政府効率化省(DOGE)のブレーンでもあるマスク氏が選挙資金を注ぎ込むなどして保守派候補に肩入れしていたこともあり、マスク氏の敗北でもあると言われています。
Democrats were tasting unfamiliar triumphalism on Wednesday after the election for a vacant Wisconsin supreme court seat turned into an emphatic repudiation of Elon Musk, Donald Trump’s richest supporter and key ally.
Musk endured a wave of gloating on Twitter/X, his own social media platform, after Brad Schimel, a Trump-endorsed judge that he spent $25m supporting lost by 10 percentage points to Susan Crawford, whose victory sustained a 4-3 liberal majority on the court.
(Robert Tait. ‘Loser’: Musk endures wave of gloating on X after liberal judge wins Wisconsin race. The Guardian. April 2, 2025.)
ここ数ヶ月報道されているように、選挙で選ばれた訳でもないマスク氏が政府の歳出削減の大ナタを振るうことに対して批判が高まっていました。
ウイスコンシン州最高裁判事の選挙は、ある意味マスク氏に対する国民投票のような側面があったとされています。
結果、マスク氏が支持する候補は敗れた訳ですが、これはトランプ政権を、またマスク氏のDOGEにおける活動を支持しないという意思表示とも捉えられるということになります。
記事で、
Musk endured a wave of gloating on Twitter/X
とある部分ですが、ここで使われている"gloat"という単語を知りませんでした。
Merriam-Webster Dictionaryでは、
to observe or think about something with triumphant and often malicious satisfaction, gratification, or delight
gloat over an enemy's misfortune
定義されています。物事を満足そうに眺める、ということですが、ここでポイントなのは"often malicious satisfaction"(しばしば悪意を持って)という部分です。
例文にも見られるように、人の不幸を嘲笑うごとく、意地悪さが含まれる感情を指します。
マスク氏の活躍を忌々しく思っている人たちが今回の選挙戦の敗北をそれみたことかとほくそ笑んでいるといったところでしょうか。