米アラバマ州から日本を訪れていた男性が行方不明になり、大規模な捜索に発展しているというニュースを読みました。
家族4人で京都を旅行中だったところ、長男のウェストンさんがひとり行方不明に、ということなのですが、どういう事情があったのか。記事のくだりを引用します。
The Alabama family had been traveling in Japan for a week by then. But travel frictions arose: Weston, a passionate naturalist, had butted heads with his mother over her use of ChatGPT – and the natural resources such AI requires – to navigate their journey. Needing some space, he decided to explore Kyoto on his own while the rest of the family visited a nearby temple, Higginbotham said.
(Alabama family pleads for return of son missing on family trip in Japan. CNN. June 4, 2026.)
どうやらウェストンさんは母親とAIのことで諍いになり、単独行動することになったということのようです。ハイキングや自然探索が好きなウェストンさんは京都郊外の山間部に入ったものと思われ、捜索が続けられています。
さて、今日取り上げる表現ですが、
Weston… had butted heads with his mother over…
とある部分の、"butt heads (with)"という表現です。
"butt"には複数の意味があり、辞書のエントリも5つくらい異なるものがあります。ここでは動詞で、頭で突く、押す、という意味で、"butt heads"とはつまり頭突きする、ということです。動物がお互いに頭突きしたり、角を突き合わせるイメージですが、"butt heads (with)"という表現は物理的に頭突きするというよりも、諍いになる、不和である、口論する、という意味合いで用いられるものです。
AIを巡ってどんな諍いがあったのか詳細は分かりませんが、安否が心配されるところです。無事に発見されることを祈りたいと思います。