トランプ大統領がイスラエルのネタニヤフ首相を厳しく批難、というニュース記事です。
アメリカとイランは停戦中にありますが、その最中、イスラエルがレバノンのヒズボラの勢力へ攻撃をしたことがトランプ氏の怒りを買ったもののようです。イランはイスラエルの軍事攻撃は停戦合意に反すると表明。トランプ氏はネタニヤフ氏に電話し、攻撃を直ちに中止するよう命じたとあります。
President Trump reportedly took Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu to task during a Monday phone call over the latter’s military campaign in Lebanon.
Axios reported, citing two U.S. officials and a third source briefed on the call, that Trump called Netanyahu “crazy” and accused him of ingratitude.
At one point, Trump reportedly yelled at Netanyahu, “What the f— are you doing?”
(Max Rego. Report: Trump upbraids Netanyahu over Lebanon, asking, ‘What the f— are you doing?’ The Hill. June 1, 2026.)
さて、今日の1語ですが、記事のタイトルに、
Trump upbraids Netanyahu over Lebanon
とある部分、"upbraid"です。
叱る、小言を言う、厳しく批難する、という意味の動詞ですが、スペルを見て"braid"という、また別の単語が見てとれます。"braid"とはおさげ、髪の毛を編んで三つ編みにしたりすることですが、その"braid"と、批難するという意味の"upbraid"には随分な隔たりがあるように思われます。
しかし、語源では繋がっているようで、いずれも編むという意味の古英語bregdanから来ています。この古英語には編むという意味の他、素早く動かす(動く)、急に引っ張る、振る、揺り動かす、投げるなど、動作に関する様々な意味合いがあるそうです。
相手を批難するという"upbraid"の意味合いはこうした突発的、あるいは素早いアクションの意味合いから発展したもののようです。
一方、髪の毛を編むという方の"braid"ですが、様々ある古英語の意味合いの中で編むという意味だけが残った特殊なもののようです。
"upbraid"と"braid"、意味的には全く繋がりがなさそうで、実は繋がりがあるという話でした。