世紀のカップルとでも言うべき、テイラー・スイフトさんとアメフト選手の結婚式がニューヨークのど真ん中マジソンスクエアガーデンで行われたことを先日取り上げました。新居はオハイオ州、エリー湖を望む2万1,000平方メートルという広大な敷地に建てられたマンションだそうです。二人の意向でセキュリティとプライバシーは非常に厳重になっているとの話しです。
Taylor Swift and Travis Kelce aren’t taking any chances when it comes to feeling safe in their new Ohio mansion.
Page Six has exclusively learned that the couple have set up a warning alarm surrounding their new digs.
“A neighbor approached the house and got a voice warning about not passing onto the property after getting too close to the house,” a nearby neighbor shared.
(Lanae Brody. Taylor Swift and Travis Kelce go to extreme measures to keep nosy neighbors away from new Ohio mansion. Page Six. September 15, 2026.)
引用した記事では新居のことを、
their new digs
と表現しています。
"digs"という単語に住む処という意味があることを知りませんでした。しばしば"new digs"というフレーズで新居、新しい居場所というような意味合いでカジュアルに使われるようです。因みに、この意味で用いる場合にはdigs"というように複数形で使われるものとなっています。
このような"digs"の意味合いは、"diggings"という言葉からきており、イギリス英語なんだそうです。英和辞書には下宿という日本語が載っています。つまり借りて住む場所を指すのですが、世紀のカップルの新居は贅を尽くした豪華なマンションですから、借家を指す"digs"というのはちょっと違うようにも思われます。
さて、動詞の"dig"には掘るという意味がありますが、土を掘って作った洞穴住居のイメージなんでしょうか。洞穴を住居としていたのは原始時代と考えると、随分古い歴史でもあるのかと思わされますが、いくつかの辞書を見てみましたが、詳しい語源に触れているものは見当たりませんでした。
インターネットを検索してみますと、"digs"、"diggings"の由来について触れた興味深いサイトがありました。それによると、19世紀半ばのゴールドラッシュの時代に期限があるという説があるそうで、掘る(dig)という行為と住処の関連が見て取れます。しかしながら、住処という意味での"digs"の初出はそれ以前、18世紀始め頃にディケンズの小説でも確認されており、ゴールドラッシュとの関連は眉唾のようです。
"dig"という単語ですが、このほかには、皮肉、当てこすり、という意味もあります。