"lido"という見慣れない(聞きなれない)単語に出くわしました。
Samantha Martin, a publicist, wraps up her workday by sending one last e-mail, shutting her laptop — and heading up to the lido deck, where she’ll recharge, poolside, while her co-workers finish up in their Midtown office.
The 46-year-old is one of many New Yorkers who’ve discovered the joys of living and working on a cruise ship, for weeks or months at a time. Contrary to the stereotype of cruise aficionados being retirees, people in their 20s, 30s and 40s have embraced this lifestyle as a way to see the world and take a break from NYC’s crushing cost of living.
(Anna Davies. Why these couples are leaving NYC to live on cruise ships. New York Post. May 27, 2017.)
引用したのはNew York Post紙の記事で、ニューヨークシティを脱出してクルーズ船での海上生活する人たちが増えているという話です。どうやらセレブの人たちだけというわけではなく、一般人のようです。(とはいっても、NYCに住むことができるという点では一般人とはちょっと違うかもしれませんが。)
"lido"という単語ですが、
lido deck, poolside
と出てきます。つまり、"poolside"と同じ意味です。
"lido"を辞書で引くと、イタリアの保養地であることが分かります。ヴェネチアの近い海辺のリゾート地なのだそうです。
"lido"という単語自体、イタリア語で海辺、海岸を意味するlidoに由来しており、語源を辿るとラテン語litus(こちらも海辺の意)から来ているそうです。
リゾート地の固有名詞がプールを意味するようになったのは、別荘地でのラグジュアリーなプールとの関連からでしょう。
学校や市中の遊泳施設であるプールを指して"lido"とは言わないとは思いますが、これから夏本番、「プールに出かける」と言う時は、"go to the swimming pool"と言う代わりに"go to lido"と言ってみてはどうでしょうか(笑)?
2017年5月30日火曜日
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