サンドイッチのことをアメリカでは"sub"と呼びますが、なんで"sub"なのかという理由について気に留めたことがありませんでした。
ご存知の方には釈迦に説法となりますが・・・。
きっかけは以下の記事です。
May 2 is Jimmy John’s second nationwide Customer Appreciation Day.
From 4 to 8 p.m., participating locations will sell made-to-order sandwiches for $1 plus applicable sales tax. Eight-inch subs included in the deal are menu items No. 1 through 6, BLT and Plain Slims.
(Jimmy John's is selling $1 subs on May 2. USA Today. May 1, 2017.)
記事のタイトルだけをみて、"1$ subs"がなんのことか分からなかったのですが、本文を読むと"sandwiches"と出てきますから、"subs"がサンドイッチであることはすぐに分かります。
"Sub"というのは、"submarine"の省略形なのですが、アメリカで言う"sub"というのは細長いパンの真ん中に切れ込みを入れてその間にハムやチーズ、トマトなどの野菜を挟んで作るサンドイッチのことで、その形が"submarine"(潜水艦)に似ていることから"sub"と呼ばれるようになったものです。
この形のサンドイッチはアメリカでも場所により色々な呼び方があり、小生は10数年前にフィラデルフィアに短期滞在したことがあるのですが、このタイプのサンドイッチは"hoagie"と呼ばれていました。また、中に挟むのがラム肉のローストの場合は"gyro"とも呼ばれています。
また、ニューヨークなどでは、"hero"と呼ばれるそうで、この"hero"というのは大きなサイズのサンドイッチと「(偉大な)ヒーロー」を掛けてそのように呼ばれるようになったという説と、単に"gyro"が変化したという説があるそうです。(ちなみに、"hoagie"というのも"hero"が転化したという説もあります。)
ちなみに、"sub"と聞いて、日本でも有名なサンドイッチチェーンのSubwayを想起する人も多いのではないでしょうか。
このレストランチェーン"Subway"はアメリカ・コネチカット州発のビジネスなのですが、"Sub"は"submarine"のことなのです。ウィキペディアの解説によると、その"sub"を顧客好み(your way)にアレンジして提供するから、"Subway"という商標になったという解説がありますが、当のSubwayのホームページにはそのような解説がなく、よく分からないところです。
これを書いていてなんだかあのサンドイッチを食べたくなりました。
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