アメリカのいくつかの州や都市では、パンデミックによるロックダウンを解除して、経済活動を徐々に再開させています。
その中で、レストランの営業再開については、人々が狭い空間に過密する状況をどのように避けるのか、という悩ましい問題があります。
そこで急上昇してきたキーワードが、"al fresco"です。
記事の引用をどうぞ。
Al fresco dining may be the key to the Big Apple’s post-quarantine restaurant scene, industry insiders say.
Social-distancing rules mean that restaurants could be forced to reopen with 50 percent fewer customers because diners will need to be seated at least six feet apart. While that could present big problems for eateries accustomed to packing tables together, it’s an opportunity for facilities big on space.
(Jennifer Gould Keil. Al fresco dining may be key to NYC’s restaurants reopening. New York Post. May 10, 2020.)
記事のタイトル、それに本文冒頭から使われていますが、
Al fresco dining
というのがキーワードになっています。
"al fresco"というのはイタリア語ですが、戸外で(の)、野外で(の)、という意味で、副詞、もしくは形容詞的に用いられます。
つまり、人の過密状況を避け、換気の問題をクリアするために、レストラン店内ではなく、飲食スペースを店外に拡張するというアイデアです。
サンフランシスコなどでは、レストランやカフェ店舗前の道路や駐車スペースを飲食スペースに転用することを認める条例が可決されたようです。
さて、"al fresco"という表現に戻りますが、frescoのスペルから想像がつくように、これは英語の"fresh"に相当するイタリア語です。
従って、"al fresco"とは、"in the fresh (air)"という意味であり、新鮮な空気の吸うことができる戸外、野外、ということになります。
2020年5月19日火曜日
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