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2017年4月18日火曜日

パンフレット

仕事で書類をレビューしている際に、


panflet


という単語を目にして、明らかなスペルミスに、「ちゃんと辞書を引け!」と心の中で思わず毒づいてしまいました。

読者の皆さんは当然(!?)正しいスペル、


pamphlet


をご存知でしょう。

ところで、パンフレットはなんで"pamphlet"なんでしょうか?この単語の興味深い語源については今日辞書を引くまで知りませんでした。

American Heritage Dictionaryによると、語源欄に以下の解説があります。


Middle English pamflet, from Medieval Latin pamfletus, from Pamphiletus, diminutive of Pamphilus, amatory Latin poem of the 1100s, from Greek pamphilos, beloved by all : pan-, pan- + philos, beloved.


"pamphlet"は、Pamphilusに由来しているそうなのですが、これはラテン語の詩のタイトル"Pamphilus seu De Amore"(英訳すると、Pamphilus, or about love)という、愛に関する詩だとういことです。(恋愛指南的な内容でしょうか!?)

この詩は中世に人気を博したらしく、多くの複製本が出回ったそうですが、多数印刷されて配布される現代のパンフレットの原義となったようです。

また、"Pamphilus"という単語は、pan- (all)とphilos- (love)という、英語学習者にとっては馴染みのあるギリシャ語の語幹からなっており、これを覚えておけば、パンフレットの単語スペルも間違うことなし(!?)ですね。


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