お隣さんは今夜はカレーみたい、と分かってしまうのはキッチンから外気を通してカレーのにおいが漂ってくるからですが、人によってはあの漂ってくるにおいというのは受けつけられないのでしょうか。
私などはあまり気にならず、むしろカレー食べたいな、などと食い意地が張っております(笑)
ただ、においに対する感覚というものは人それぞれですから、トラブルにもなることはあり得るでしょう。
イタリアで、隣人の料理のにおいに対する差し止めの判決が出たということですが、ちょっとびっくりですね。
Cooking may be a national passion, but Italians who allow the pungent aroma of a simmering pot of pasta sauce or a vat of deep fried fish to waft into a neighbour’s home are committing a crime, the country’s highest court has ruled.
In the best traditions of legalese the world over, the Court of Cassation in Rome even came up with a term for the offence – “olfactory molestation”.
The ruling emerged from a long-running battle between neighbours in an apartment block in the town of Monfalcone on the Adriatic coast, close to the border with Slovenia.
(Nick Squires. Stinky cooking odours constitute a crime, Italy's supreme court rules. The Telegraph. April 5, 2017.)
判決では、料理の際に発生する強いにおいを近所に漂わせることを罪であると認定しました。
その名も、
olfactory molestation
ということなのですが、"olfactory"とは嗅覚に関するという意味で、"molestation"は虐待、ハラスメント、痴漢などと訳されます。
最近いろんなハラスメントが取り沙汰されますが、料理のにおいもハラスメントの一種になってしまうんでしょうか。
世知辛い世の中ですね・・・。
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