乗客の引き摺り下ろしと傷害の一件で、その評判が地に落ちた米・ユナイテッド航空でまたもやスキャンダルです。
Scandal-hit United Airlines is facing a new PR disaster — after a valuable giant rabbit died mysteriously on one of its planes.
Three-foot Simon, destined to be the world’s biggest bunny, died in the cargo section of a Boeing 767 after flying out of Heathrow to a new celebrity owner in the US.
Breeder Annette Edwards, of Stoulton, Worcs, said: “He was fit as a fiddle. I’ve sent rabbits round the world, nothing like this happened.” United’s reputation is at rock bottom after film of a doctor being dragged from a jet went viral.
(Simon the giant rabbit, destined to be world's biggest, dies on United Airlines flight. Fox News. April 25, 2017.)
ロンドンのヒースロー空港からアメリカに向かう便で、貨物輸送されていたウサギが死んでしまいました。このウサギというのがただのウサギではなく、世界最大のウサギと目される個体だっただけにマスコミの耳目を集めたようです。しかも、死亡が確認されたのがシカゴの空港だったということで、乗客引き摺り下ろし事件が発生したのもシカゴだったのですが、余計に注目される結果となった格好です。
さて、このように不祥事が続き、ユナイテッド航空の評判は地に落ちたわけですが、
at rock bottom
という表現が使われています。
単なる"bottom"(底)ではなくて、どん底という意味なのですが、ここでの"rock"は強意の意味なのでしょうか。
辞書を当たってみましたが、"rock"に強意としての意味合いは見当たらず、"rock bottom"というエントリがあることからすると成句と解釈すべきなのかもしれません。
一説によれば、地面を掘り続けて行くと岩盤(rock)に当たることから、底(地面)のさらに下の方、というわけで"rock bottom"と言われるようになったとか。
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