大阪で関西万博が開幕しました。取り敢えず開催にこぎつけたようですが、一部の国の展示館はまだ準備が整っていないとの報道も耳にします。関西に住む知人らからはあまり歓迎の声を聞きませんし、ネットなどでも色々批判されているようです。
とりわけ耳にするのが、法外な値段の食事の話題というのが何とも皮肉なものですが、そば一杯が3,850円とか、そんな話を聞くとなんだかなあという気がします。
値段が高いと言えば、空港のレストランも負けていません。どこの空港も座って食事をしようと思ったらある程度の出費を覚悟せねばなりませんが、今日見た記事ではまたレベルの違う費用感です。
Turkey’s primary airport has the nerve to charge voyagers $19.95 for a beer and a banana for almost $7.
(中略)
Chicken salad? Almost $20. A nice little croissant as a pre-flight snack? That can run you between $17 and $20.
(Fabiana Buontempo. The ‘most expensive airport’ has $20 beers and $7 bananas — and it’s not JFK or LaGuardia. New York Post. April 16, 2025.)
トルコのイスタンブール空港などでは、ビールが20ドル(約3,000円)、バナナ1本が7ドル(千円以上)とは笑うしかありません。
さて、今日の表現です。動詞の"run"に費用がかかる、お金がかかる、という意味があります。
記事の用例では、
run you between $17 and $20
となっており、目的語に人称代名詞を取っています。ここで"run"は動詞の"cost"に置き換えることが出来ます。
また、お金がかかるという意味合いで用いられるパターンでは、費用がいくらに達する、及ぶ、という時に、
run up
run to
といった動詞句のパターンがあります。
"run up"の場合では、
run up a large phone bill
のように用いられることもあります。
「ランニングコスト」と言いますが、動詞の"run"には、
to permit (charges) to accumulate before settling
(Merriam-Webster Dictionary)
という意味があることに基づいているのでしょう。
"run"には非常に多くの意味がありますが、その他、このごく基本的な動詞、また名詞"run"の意外な用例については、
需要急増を意味するrun
などもご覧ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿